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新電力はやめとけ?やばいと言われる理由と向く人・向かない人

「新電力はやめとけ」「やばい」という声が気になって、切り替えをためらっている方に向けて、その理由を整理しました。リスクを正直にお伝えしたうえで、誤解されている部分、向いている人とやめたほうがいい人の違い、倒産したらどうなるか、失敗しない選び方までまとめています。特定の新電力をランキングで推すことはしません。資源エネルギー庁などのデータを根拠に整理しています。

この記事のまとめ

  • 「やめとけ」の背景は、市場連動型の高騰・一部事業者の倒産撤退・サポート差という実際のリスク
  • 一方で電気の品質は大手と同じで、停電しやすくなることはない
  • 請求額の安定を最優先する人・条件を確認できない人は、無理に切り替えない
  • 倒産してもすぐ停電はせず最終保障供給で当面使える。ただし期限までに自分で次の契約先へ申込が必要
  • 選ぶときは「市場連動型か」「燃料費調整額の上限があるか」を必ず確認
まず自分の電気代が平均より高いか確認する 世帯人数・地域・季節別の平均データ

「やめとけ」「やばい」と言われる理由

新電力が不安視されるのには、実際に起きたできごとを背景にした理由があります。料金の安さだけを見て選ぶと後悔につながりやすいポイントを、正直に整理します。

理由内容
市場連動型プランの高騰卸電力市場の価格に単価が連動するプランは、高騰時に請求額が大きく跳ね上がる
倒産・撤退・新規受付停止2022〜2023年ごろ、燃料価格の高騰で新電力の撤退や新規受付停止が相次いだと報じられた
燃料費調整額に上限がない場合自由料金プランは上限がないことがあり、燃料高のしわ寄せを受けやすい
サポート体制の差事業者によって問い合わせ窓口や対応時間に差がある
セット割・契約期間の縛り解約時の違約金や、セット解除での割引消失に注意が必要

とくに注意したいのが「市場連動型プラン」です。市場が落ち着いているときは割安に見えますが、高騰局面では単価が大きく上がり、想定外の高額請求につながることがあります。契約前に、そのプランが市場連動型かどうかを必ず確認してください。

一方で「やばい」は半分は誤解

リスクがある一方で、「やばい」という言葉には誤解も含まれています。事実と切り分けて見ておきましょう。

よくある不安実際は
電気の品質が落ちる・停電しやすい送配電網は同じで、電気の質も停電のしやすさも変わらない
切り替え工事が必要で面倒原則は工事不要。スマートメーターの交換も無料が一般的
大手電力なら絶対に安心で安い大手も燃料高で値上げしており、使い方しだいで新電力が安いことも
一度切り替えると元に戻せない大手電力にも自由料金・規制料金で戻せる

2016年4月の電力小売全面自由化により、家庭でも電力会社を自由に選べるようになりました(出典: 資源エネルギー庁 電力の小売全面自由化について、2026-05-04 取得)。新電力そのものが危険なのではなく、「条件を確認せずに選ぶこと」がリスクだと考えると、判断しやすくなります。

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新電力と大手電力はどう違う?

「結局、新電力と大手電力のどちらがいいのか」は、料金の決まり方とサポートの考え方で整理すると見えてきます。どちらが上というより、何を重視するかで向き先が変わると考えてください。

観点新電力大手電力
料金プラン次第で割安。ポイントやセット割が手厚いことも規制料金(経過措置)があり安定。自由料金プランもある
電気の品質・停電同じ送配電網で差はない同じ送配電網で差はない
料金の安定市場連動型だと変動が大きい。安定型もある規制料金は変動が緩やかで安定しやすい
サポート・知名度会社による差が大きい窓口や実店舗があり安心感を得やすい
戻しやすさ合わなければ大手へ戻すことも可能

大手電力には、自由化前から続く「規制料金(経過措置料金)」と、自由化後の「自由料金」があります。安定を最優先するなら規制料金、条件を確認したうえで安く・お得にしたいなら新電力や自由料金、という選び分けが基本でしょう。一度新電力にしても大手へ戻せるため、合わなければ見直せる点も知っておくと安心です。

向いている人・やめたほうがいい人

新電力は、合う人と合わない人がはっきり分かれます。自分がどちらに近いかで判断してください。

観点向いている人やめたほうがいい人
使用量使用量が多めで削減幅が出やすい使用量が少なく差が出にくい
料金変動多少の変動を受け入れられる毎月の請求額の安定を最優先
プラン確認燃調上限や契約条件を自分で確認できる条件を確認する余裕がない
重視する点料金・ポイント・セット割サポートと安心感

「やめたほうがいい人」に当てはまっても、大手電力の自由料金プランや、燃料費調整額に上限のある安定型プランなら、無理なく見直せる場合があります。料金の安さだけでなく、自分が何を重視するかを先に決めておくと、後悔しにくくなります。

市場連動型プランの仕組みとリスク

「やめとけ」と言われる場面で、もっとも注意したいのが市場連動型プランです。仕組みを知っておけば、避けるべきか選んでよいかを自分で判断できます。

市場連動型は、電気の単価が卸電力市場(JEPX)の価格に連動して変わるプランです。市場価格が低いときは大手より割安になる一方、燃料価格の高騰や需給の逼迫で市場価格が跳ね上がると、単価もそれに合わせて大きく上がります。過去には冬の需給逼迫で市場価格が急騰し、市場連動型の利用者の請求額が普段の数倍になった例も報じられました。

見分け方はシンプルです。料金プランの説明に「市場価格」「JEPX」「スポット価格」といった言葉が出てくるかを確認しましょう。安定を求めるなら、燃料費調整額に上限のある従量電灯系のプランが無難です。市場連動型そのものは、価格変動を理解して使えば割安になり得る選択肢でもあり、一律に悪いわけではありません。

申込前に市場連動型かどうかを確かめる手順

ここでいちばん大事な前提があります。市場連動型かどうかは会社ではなくプラン単位で決まります。同じ会社が、単価が固定のプランと市場価格に連動するプランを同時に用意していることは珍しくありません。「この会社は市場連動型だ」「この会社なら安心だ」という会社単位の覚え方をすると、実際に申し込むプランを取り違えます。申し込む予定のプラン名を手元に置いてから、次の4点を確認してください。

  1. そのプランの単価が数字で書かれているか 料金表に「30.00円/kWh」のように単価が数字で明記されていれば固定単価です。単価が数字ではなく計算式や「市場価格に応じて変動」といった説明になっていれば、市場連動型の可能性があります。
  2. プラン説明に連動を示す言葉があるか 「市場価格」「JEPX」「スポット価格」「市場連動」に加えて、「電源調達調整費」「市場価格調整額」のように別の名前で連動分を上乗せしている場合もあります。単価表の下の注記や欄外まで目を通してください。
  3. 燃料費調整額に上限があるか 重要事項説明や約款で、燃料費調整額の上限の有無を確認します。上限がないと、燃料価格が高騰した時期に請求の伸びが大きくなります。
  4. 読み取れないときは申込前に会社へ直接聞く 料金ページだけでは判断がつかないことがあります。その場合は契約前にその会社の窓口へ問い合わせ、「このプランの単価は市場価格に連動しますか」「燃料費調整額に上限はありますか」と確認してください。契約後に気づくより確実です。

当サイトは特定の会社を市場連動型かどうかで色分けした一覧は掲載していません。会社は複数のプランを持ち、プランの改定もあるため、会社単位のラベルは実態とずれやすいからです。判断の材料は上の手順で、最新の内容は必ず申し込み先の公式サイトと重要事項説明でご確認ください。

倒産・撤退したらどうなるか

新電力をためらう最大の理由が「倒産したら電気が止まるのでは」という不安です。結論として、すぐに停電することはありません。送配電網は契約先が変わっても同じものを使うためです。

つまり「倒産=即停電」ではありませんが、「期限までに自分で切り替え手続きをする必要がある」というのが正確な理解です。この手続きの負担を避けたいなら、財務やサポートが安定した事業者を選ぶ、という考え方になります。

シミュレーション結果の落とし穴も見る 比較サイトの試算をうのみにしないために

倒産・撤退に強い会社を見極めるには

「倒産しても即停電ではない」とはいえ、切り替えの手間や最終保障供給の割高さは避けたいところです。事業を続けられそうな会社かどうかは、契約前に次の点である程度見極められます。

運営の実態が見えにくい会社や、料金条件の説明があいまいな会社は、避けたほうが安心です。当サイトが運営者や取次の範囲をはっきり示しているのも、この「実態が見えること」を大切にしているためです。

失敗しない新電力の選び方

リスクを避けて選ぶには、料金の安さの前に次の点を確認してください。これだけで「やばい新電力」を引く確率は大きく下がります。

これらは各社の料金規程や重要事項説明に書かれています。条件を並べて比較するのが面倒な場合は、電気・ガスの取次窓口で「自分の使用量・地域だとどのプランが向くか」を相談する方法もあるでしょう。

「おすすめランキング」を鵜呑みにしない

「新電力 やめとけ」で検索すると、不安をあおったうえで「おすすめ新電力ランキング」へ誘導するページが多く見られます。ランキングは作り手の基準やアフィリエイト報酬で順位が変わることがあり、そのまま信じるのは禁物です。

当サイトは、特定の新電力を順位づけして推すことはしません。景表法上も「最安」「No.1」は実証データなしには使えない表現です。順位ではなく、自分の使用量・地域・重視する点に合うかどうかで選ぶ。その判断を、提携先の取扱範囲でお手伝いするのが当サイトの取次窓口の役割です(順位づけはしませんが、提携先への取次を行う窓口です)。

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よくある質問

Q: 新電力は本当に「やめとけ」なの?

A: 一律にやめるべきではなく、合う人と合わない人がいます。「やめとけ」と言われる背景には、市場連動型プランの料金高騰、一部事業者の倒産・撤退、サポート体制の差といった実際のリスクがあるのも事実。一方で、電気の品質は大手と同じで停電しやすくなることはなく、使い方しだいでは料金が下がる人もいます。プランの条件を確認せずに料金の安さだけで選ぶと後悔しやすい、というのが実態に近い理解です。

Q: 新電力が倒産・撤退したら電気は止まる?

A: 止まりません。契約先の新電力が倒産・撤退しても、送配電網はこれまでどおり使えるため、いきなり停電することはありません。当面は「最終保障供給」という送配電事業者のセーフティネットで電気を使えますが、これは一時的な措置です。通知された期限までに、自分で次の契約先を選んで申し込む必要があります。最終保障供給の料金は割高になる場合があり、期限を過ぎて無契約のままだと最終的に供給が止まることもあるため、早めの切り替えが望ましいでしょう。

Q: 新電力をやめたほうがいいのはどんな人?

A: 請求額の安定を最優先する人、プランの条件を確認する余裕がない人、もともとの使用量が少なく削減幅が出にくい人は、無理に切り替えないほうが安心です。逆に、月の使用量が多めで、燃料費調整額の上限や契約条件を確認したうえで選べる人は、新電力で料金やポイントのメリットを得やすいでしょう。

Q: 市場連動型プランは避けたほうがいい?

A: 仕組みを理解せずに選ぶのは避けたほうが無難です。市場連動型は卸電力市場の価格に応じて単価が動くため、市場が落ち着いているときは割安でも、高騰時には請求額が大きく跳ね上がります。料金の安定を求めるなら、燃料費調整額に上限がある従量電灯系のプランが安心です。契約前に「市場連動型かどうか」「燃料費調整額の上限があるか」を必ず確認してください。

Q: 「おすすめ新電力ランキング」は信用していい?

A: ランキングは作り手の基準やアフィリエイト報酬で順位が変わることがあり、そのまま鵜呑みにするのは禁物です。景表法上、「最安」「No.1」は実証データなしには使えない表現でもあります。順位より、自分の使用量・地域・重視する点に合うかで判断してください。当サイトは特定の新電力をランキングで推さず、順位ではなく合うかどうかで選ぶ視点で選び方を整理しています。

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