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電気代を安くする方法|効果の大きい順に資源エネルギー庁データで解説

電気代の節約術は数多くありますが、「どれが本当に効くのか」は意外と知られていません。この記事では、資源エネルギー庁が公表する施策ごとの年間節約額を効果の大きい順に整理し、すぐできる使い方の工夫から、毎月効く固定費(契約プラン)の見直しまでをまとめました。節約効果の数値はすべて公的データに基づき、出典を明示しています。

この記事のまとめ

  • 家庭の電力は冷蔵庫・照明・テレビ・エアコンの4機器で約4割を占める(資源エネルギー庁)
  • 効果が大きいのは冷蔵庫の設定「強→中」で年約1,910円、暖房1度下げで年約1,650円
  • 待機電力は家庭の年間消費電力量の約6%。主電源オフ・節電タップで手軽に削減
  • 古い家電の買い替えは、毎日長く使う冷蔵庫・エアコンほど効果が大きい
  • 毎月の固定費に効くのは契約アンペア・料金プランの見直し(使い方を変えず毎月続く)
まず自分の電気代が平均より高いか確認する 世帯人数・地域・季節別の平均データ

電気代は何に使われているか(一次データ)

節約の第一歩は「どこに電気を使っているか」を知ることです。家庭で使う電力の約4割は、冷蔵庫・照明・テレビ・エアコンの4機器に集中しています(出典: 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト、2026-06-06 取得)。エネルギー全体の用途別では、給湯と暖房の割合も大きくなっています。

用途家庭のエネルギー消費シェア
動力・照明・家電ほか32.9%
給湯28.7%
暖房26.3%
厨房9.7%
冷房2.4%

出典: 資源エネルギー庁「エネルギー白書2023」(2021年度実績、家庭部門の用途別エネルギー消費)。第2部第1章第2節、2026-06-06 取得。

冷房(エアコン)はエネルギー全体では2.4%と小さく見えますが、これは1年を通した平均だからです。夏のピーク時には電気代の3割前後を占めることも。逆に冷蔵庫は1年中動くため、季節を問わず効いてきます。「年中効くもの」と「季節で効くもの」を分けて考えると、優先順位がつけやすくなります。

効果の大きい順|節約額を資源エネルギー庁データで

使い方の工夫について、資源エネルギー庁が公表する年間の節約額を、効果の大きい順に並べました。金額は同庁が電気料金の目安単価31円/kWhで試算した数値です。

節約のしかた年間の削減量年間の節約額
冷蔵庫の設定を「強」→「中」にする(周囲22度)61.72kWh約1,910円
暖房(エアコン)の設定を21→20度にする53.08kWh約1,650円
冷蔵庫を壁から適切に離して設置する45.08kWh約1,400円
冷蔵庫に詰め込みすぎない(半分に)43.84kWh約1,360円
冷房(エアコン)の設定を27→28度にする30.24kWh約940円
照明を蛍光ランプ→LEDに替える(1灯・年2,000時間)9.00kWh約279円

出典: 資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」(省エネポータルサイト)。電気料金の目安単価31円/kWhで試算。2026-06-06 取得。LEDは複数灯・点灯時間が長いほど効果が積み上がります。

こうして並べると、効果が大きいのは冷蔵庫まわりと暖房の見直しだと分かります。冷蔵庫なら設定・置き方・詰め込みの3点を合わせて年4,000円以上の節約も可能。照明のLED化は1灯あたりこそ小さいものの、家じゅうの灯数と点灯時間を考えると積み上がります。

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使い方の節約に加えて、契約プランの見直しも電話で相談できます

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すぐできる使い方の節約

道具をそろえなくても、今日から始められる節約を整理します。どれも上の一次データに沿った、効果の裏付けがあるものです。

待機電力の割合は環境省「みんなで節電アクション」(家庭でできる節電アクション、2026-06-06 取得)。

季節別の節約ポイント(夏・冬)

電気代は冷暖房を使う夏と冬に上がりやすいため、季節に合わせた工夫が効きます。我慢ではなく、同じ快適さでムダを減らすのがコツです。

季節節約のポイント
夏(冷房)設定は28度を目安に、扇風機・サーキュレーターを併用して体感温度を下げる。フィルターを2週間に1回掃除し、日中は遮光カーテンで室温の上昇を抑える
冬(暖房)設定は20度を目安に、サーキュレーターで暖気を循環させる。厚着や窓の断熱(断熱シート・厚手カーテン)で暖房の効きを保つ。外気温との差が大きい冬ほど消費が増えやすい

冷暖房はつけはじめに最も電力を使うため、こまめにオンオフを繰り返すより、適温で連続運転するほうが効率的なこともあります。エアコンの電気代の詳しい目安はエアコンの電気代、暖房と冷房の比較は冷房と暖房どっちが高いで解説しています。

毎月効く固定費(契約)の見直し

使い方の節約には上限があります。設定温度や待機電力で削れるのは、合わせても年に数千円ほど。これに対し、契約アンペアと料金プランの見直しは、使い方を変えずに毎月の固定費そのものを見直せます。一度見直せば毎月の支払いに反映されるのが、固定費を整える利点です。効果の大きさは使用量・地域・契約条件によって変わります。

見直す固定費効き方
契約アンペア生活に合う値に下げると、基本料金が毎月下がる
料金プラン使用量帯・生活時間に合うプランで従量料金が変わる
電力会社燃料費調整額の条件などを確認して見直す(効果は使用量・地域・プランで変わる)

自分の電気代の内訳は電気代の計算方法で確認でき、平均より高いかどうかは電気代の平均で比べられます。契約アンペアの下げ方は契約アンペアの選び方、電力会社の見直し手順は電力会社の乗り換え方法にまとめています。

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家電の買い替えで下げる

毎日長く使う家電ほど、買い替えの節約効果が大きくなります。資源エネルギー庁によると、エアコンは2010年度基準から2027年度基準の製品に替えると6畳用で年約2,760円、冷蔵庫も10年前と比べ約21〜30%の省エネ性能向上が見込まれます(出典: 資源エネルギー庁 機器の買換で省エネ節約 ほか、2026-06-06 取得。エアコンの試算は同庁の2027年度省エネ基準の公表値による)。

買い替えは初期費用がかかるため、使用時間の長い冷蔵庫・エアコンから優先するのが効率的です。製品を選ぶときは、本体やカタログの「統一省エネラベル」「期間消費電力量」を見ると、年間の電気代を比べられます。

やりすぎ・逆効果に注意

節約は「無理なく続く範囲」が基本。やりすぎると逆効果になったり、健康を損ねたりすることもあります。

使い方の工夫で削れる金額には限りがあるので、契約の見直しもあわせて検討するとよいでしょう。新電力への乗り換えを検討するなら、不安な点は新電力はやめとけ?も参考にしてください。

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よくある質問

Q: 電気代を安くするには何が一番効果がある?

A: 即効性なら、資源エネルギー庁のデータで効果が大きいのは冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」にすること(年約1,910円)や、暖房の設定を1度下げること(年約1,650円)です。見落としやすいのが「契約アンペアと料金プランの見直し」という固定費の最適化。固定費は一度直すと毎月の支払いに反映されるためです。使い方の工夫と固定費の見直しを組み合わせると効果が出やすいでしょう。

Q: 冷蔵庫の節約効果が大きいのはなぜ?

A: 冷蔵庫は1年中24時間動き続け、家庭の電力消費の大きな部分を占めるためです。資源エネルギー庁のデータでは、周囲22度のとき設定を「強」から「中」にすると年約1,910円、壁から適切に離すと年約1,400円、詰め込みすぎを半分にすると年約1,360円の節約。動き続ける家電だからこそ、設定や置き方の小さな差が1年で大きな金額になります。

Q: 待機電力を切るとどれくらい安くなる?

A: 待機電力は家庭の年間消費電力量の約6%を占めるとされます(環境省「みんなで節電アクション」、2026-06-06 取得)。使わない家電の主電源を切る、プラグを抜く、節電タップを使うといった対策で、家庭の年間消費電力量の0.5〜0.8%ほど(目安)を削減できます。金額のインパクトは設定温度の見直しより小さめですが、手間なく続けられるのも利点。

Q: 古い家電は買い替えたほうが安くなる?

A: 効果が出やすいのは使用時間の長い家電です。資源エネルギー庁によると、エアコンは2010年度基準から2027年度基準の製品で6畳用なら年約2,760円、冷蔵庫も10年前比で約21〜30%の省エネ性能向上が見込めます。本体価格はかかるものの、毎日長時間使う冷蔵庫やエアコンなら数年で取り戻せることも多いでしょう。

Q: 使い方の節約だけで十分?電力会社の見直しは必要?

A: 使い方の節約には上限があります。設定温度や待機電力で削れるのは年に数千円程度。一方、契約アンペアや料金プランの見直しは、使い方を変えずに毎月の固定費を下げられます。とくに使用量が多い世帯は、プランが生活に合っているかの見直しで差が出やすいでしょう。使い方の工夫と契約の見直しは、両輪で考えるのがおすすめ。

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