契約アンペアの選び方|世帯人数別の目安と下げるといくら安くなるか
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契約アンペアは、電気代の「基本料金」を左右する数字です。生活に合わない大きさのまま契約していると、使っていないのに基本料金を多く払い続けることになります。この記事では、東京電力の公式データをもとに、アンペアごとの基本料金、下げたときの節約額、世帯人数別の目安、下げすぎの注意点までを整理しました。数値は出典を明示しています。
この記事のまとめ
- 契約アンペアは「同時に使える電気の量」。基本料金はアンペアで決まる
- 東京電力では1段階(10A)下げると月311.75円・年約3,741円の基本料金が下がる
- 電力量料金(使った分の単価)はアンペアでは変わらない
- 目安は一人暮らし20〜30A/二人30A/3〜4人40A/5人以上50〜60A(同時使用で決まる)
- 関西・中国・四国・沖縄は最低料金制で、アンペアの見直しがない場合がある
契約アンペアとは(基本料金との関係)
契約アンペア(A)は、家庭で同時に使える電気の量を表します。大きいほど多くの家電を一度に使えますが、その分だけ毎月の基本料金が高くなります。ポイントは、契約アンペアで変わるのは基本料金だけで、使った電気の量で決まる電力量料金の単価は変わらないことです(出典: 東京電力エナジーパートナー ご契約アンペアの選び方、2026-06-06 取得)。
つまりアンペアの見直しは「使い方を変えずに基本料金だけを調整する」節約です。生活に対して大きすぎるアンペアを契約していると、その差額を毎月払い続けることに。逆に小さすぎるとブレーカーが落ちて不便になるため、ちょうどよい値を選ぶのが大切です。
アンペア別の基本料金(公式データ)
東京電力エナジーパートナーの従量電灯B(関東エリア)の基本料金は、契約アンペアごとに次のとおりです。
| 契約アンペア | 基本料金(月・税込) |
|---|---|
| 10A | 311.75円 |
| 15A | 467.63円 |
| 20A | 623.50円 |
| 30A | 935.25円 |
| 40A | 1,247.00円 |
| 50A | 1,558.75円 |
| 60A | 1,870.50円 |
出典: 東京電力エナジーパートナー 料金単価表(従量電灯B)、2024年4月1日改定後の税込単価。2026-06-06 取得。エリア・電力会社・プランにより金額は異なります。
1段階下げるといくら安くなるか
上の表のとおり、20A以上は10Aごとに基本料金が311.75円ずつ変わります。つまり契約アンペアを1段階(10A)下げると、月311.75円、年にすると約3,741円の基本料金が下がる計算です。
| 見直し | 月の差 | 年の差 |
|---|---|---|
| 40A → 30A | 311.75円 | 約3,741円 |
| 30A → 20A | 311.75円 | 約3,741円 |
| 60A → 40A(2段階) | 623.50円 | 約7,482円 |
使い方が同じでも基本料金の部分を下げられるのが、アンペア見直しの利点です。ただし電気料金の合計額は、使用量や燃料費調整額でも変わります。下げられるかどうかは同時に使う家電の量しだいなので、次の目安と注意点を確認してから判断してください。
世帯人数別の目安アンペア
最適なアンペアは、世帯人数だけでなく間取りや熱源(電気かガスか)でも変わります。あくまで出発点としての目安は次のとおりです。
| 世帯 | 目安アンペア | 想定 |
|---|---|---|
| 一人暮らし | 20〜30A | 家電の同時使用が少なめ |
| 二人暮らし | 30A | 共働きで日中不在なら20Aでも可 |
| 3〜4人家族 | 40A | 夕食・入浴の時間帯に家電が重なる |
| 5人以上・オール電化寄り | 50〜60A | IH・エコキュート等で同時使用が多い |
目安です。決め手は人数ではなく「同時に使う家電の量」。東京電力も、1年で最も電気を使う場面(夕食時・真夏・真冬)を想定して選ぶよう案内しています(ご契約アンペアの選び方、2026-06-06 取得)。
下げすぎの注意(ブレーカーが落ちる)
基本料金が下がるからといって、アンペアを下げすぎるのは禁物です。契約アンペアは同時に使える電気の上限なので、小さくしすぎると家電を重ねて使ったときにブレーカーが落ちます。
- エアコン・電子レンジ・ドライヤー・IHは消費電力が大きく、同時使用で上限を超えやすい
- 冬の朝(暖房+ドライヤー+電子レンジ)など、家電が重なる時間帯で落ちやすい
- ブレーカーが頻繁に落ちると、家電やデータに悪影響が出ることもある
節約額(1段階で年約3,741円)と、生活のしやすさを天秤にかけて選ぶのが現実的です。再変更できる時期や条件は電力会社で確認し、戻せない期間がある前提で余裕を残して選びましょう。
アンペア制と最低料金制のエリア差
そもそもアンペアを選ぶ仕組みがあるのは、一部のエリアだけです。基本料金がアンペアで決まる「アンペア制」と、アンペアを選ばない「最低料金制」があり、お住まいのエリアで扱いが分かれます。
| 方式 | 主なエリア | アンペアの見直し |
|---|---|---|
| アンペア制 | 東京・東北・北海道・中部・北陸・九州 | できる(10〜60A) |
| 最低料金制 | 関西・中国・四国・沖縄 | 選ぶ仕組みがない場合が多い |
最低料金制は契約アンペアにかかわらず一律の最低料金が設定される方式で、アンペアの見直しという考え方がない場合があります。正確な扱いはお住まいのエリアの電力会社の料金表でご確認ください(2026-06-06 取得)。
契約アンペアの変更方法
アンペア制のエリアなら、契約中の電力会社(または小売事業者)へ連絡すると変更できます。変更そのものに費用がかからないことが多い一方、注意点もあります。
- アンペアブレーカーがある住宅では、取り替えの作業が入ることがある
- スマートメーターなら遠隔で切り替わり、訪問が不要なこともある
- 一度変更すると一定期間(おおむね1年)は再変更できない場合がある
- 賃貸では建物の設備上限があるため、大家・管理会社への確認が必要なこともある
今の電気代の内訳は電気代の計算方法、使い方も含めた節約全体は電気代を安くする方法にまとめています。電力会社ごと料金が違うため、見直しの際は電力会社の乗り換え方法もあわせて検討してください。
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Q: 契約アンペアを下げると電気代はいくら安くなる?
A: 基本料金が下がります。東京電力の従量電灯B(税込)では、契約アンペアを1段階(10A)下げるごとに月311.75円、年にすると約3,741円ほど基本料金が下がる計算です。たとえば40Aから30Aにすると月311.75円の差。ただし電力量料金(使った分の単価)は変わらないため、安くなるのは基本料金の部分だけと考えてください。
Q: 契約アンペアの目安は何アンペア?
A: 世帯人数や間取り、熱源(電気かガスか)で変わります。一般的な目安は、一人暮らしで20〜30A、二人で30A、3〜4人家族で40A、5人以上やオール電化寄りで50〜60Aほど。ただし決め手は人数そのものではなく「同時にどれだけ電気を使うか」です。夕食時や真夏・真冬に家電が重なる場面を想定して選ぶと失敗しにくいでしょう。
Q: 契約アンペアを下げるとどんなデメリットがある?
A: 同時に使える電気の量が小さくなり、家電を一度に多く使うとブレーカーが落ちやすくなります。たとえばエアコン・電子レンジ・ドライヤーを同時に使うと、小さいアンペアでは上限を超えがち。下げすぎると生活のたびにブレーカーが落ちて不便になるため、節約額と使い勝手のバランスで決めるのがおすすめです。
Q: 関西や中国・四国でも契約アンペアを見直せる?
A: 見直せない地域があります。アンペアで基本料金が決まる「アンペア制」は東京・東北・北海道・中部・北陸・九州の各エリアが中心。一方、関西・中国・四国・沖縄の各エリアは「最低料金制」で、契約時にアンペアを選ばない方式が多く、アンペアの見直しという考え方自体がない場合があります。お住まいのエリアの料金表で確認してください。
Q: 契約アンペアの変更に費用や工事はかかる?
A: 多くの場合、変更そのものに費用はかかりません。電力会社(または契約中の小売事業者)へ連絡すると手続きできます。アンペアブレーカーがある住宅では取り替え作業が入ることがあり、スマートメーターなら遠隔で切り替わることも。ただし一度変更すると一定期間は再変更できない場合があるため、余裕を持った値を選ぶと安心です。
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