電力会社の乗り換え方法|手順・必要なもの・タイミングと注意点
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電力会社の乗り換えは、思っているより簡単です。工事は原則不要で電気は止まらず、今の会社の解約も多くの場合は新しい会社が代行します。この記事では、乗り換えの手順を4ステップで示し、必要なもの、かかる期間、おすすめのタイミング、違約金やトラブルの注意点まで整理しました。特定の電力会社をランキングで推すことはしません。資源エネルギー庁などのデータを根拠に解説します。
この記事のまとめ
- 乗り換えは原則工事不要・電気は止まらない・解約も多くは新会社が代行
- 手順は4ステップ(使用量の確認 → 申し込み → 自動で切替 → 完了)
- 必要なものは検針票(お客様番号・供給地点特定番号)と支払い情報
- 申し込みから切替まで2週間〜1か月が目安
- 違約金・契約期間の縛り・市場連動型かどうかは事前に確認
乗り換えはいつでもできる(仕組み)
2016年4月の電力小売全面自由化により、家庭でも電力会社を自由に選べるようになりました(出典: 資源エネルギー庁 電力の小売全面自由化について、2026-05-04 取得)。乗り換えても電気を届ける送配電網は同じものを使うため、電気の品質や停電のしやすさは変わりません。変わるのは「契約する会社と料金プラン」だけ、というのが基本の仕組みです。
乗り換えの手順(4ステップ)
乗り換えは次の4ステップで完了します。多くはWebか電話で申し込めて、来店も印鑑も不要です。
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1. 今の使用量を確認 | 検針票かマイページで、月の使用量(kWh)・契約アンペア・現在のプランを確認 |
| 2. 乗り換え先に申し込む | 新しい電力会社にWebまたは電話で申し込む(検針票の情報を入力) |
| 3. 自動で切り替わる | 今の会社の解約は新会社が代行。スマートメーター未設置なら無料交換 |
| 4. 切替完了 | 次回の検針日に切り替わり、新しい会社からの請求に変わる |
自分でやる手続きは、実質「ステップ2の申し込み」だけです。旧会社への解約連絡は原則不要で、新しい会社がまとめて手続きしてくれます。切替日も自動で調整されるため、電気が使えない空白期間は生まれません。
乗り換えに必要なもの
申し込みのときに手元にあるとスムーズなものを整理しました。どれも検針票かマイページで確認できます。
- 契約者の名義・住所
- お客様番号(検針票・マイページに記載)
- 供給地点特定番号(22桁。検針票・マイページに記載)
- 支払い用の口座またはクレジットカード
検針票が見当たらない場合も、今の電力会社のマイページや問い合わせで番号を確認できます。番号さえ分かれば、申し込み自体は10分ほどで終わることが多いです。
かかる期間
申し込みから切替完了までは、おおむね2週間〜1か月が目安です。電力会社は検針のタイミングで切り替わるため、申し込んだ翌日にすぐ変わるわけではありません。急ぎたい事情があっても、検針サイクルに沿って進むと考えておくと安心です。
引越しに合わせて乗り換える場合は、入居日の1〜2週間前までに申し込んでおくと、入居初日から新しい会社の契約で電気を使えます。直前になると間に合わないこともあるため、早めの準備がおすすめです。
乗り換えで安くなるか、料金の見方
乗り換えで電気代が下がるかは、料金のどの部分が会社によって変わるかを知ると見極めやすくなります。電気料金は「基本料金+電力量料金(従量単価)+燃料費調整額+再エネ賦課金」の合計です。
- 基本料金・電力量料金(従量単価)… 会社やプランで差がつく。乗り換えで効くのは主にここ
- 燃料費調整額 … 燃料価格に応じて毎月変動する。上限の有無で差が出る
- 再エネ賦課金 … 全国一律で、会社による差はない
比べるべきは、基本料金と従量単価、それに燃料費調整額の上限の有無です。使用量が多い家庭ほど従量単価の差が総額に響くため、削減の余地も大きくなります。今の料金の内訳は電気代の計算方法、実際にいくら変わるかは料金シミュレーターで試算できます。
おすすめのタイミング
いつでも乗り換えられますが、効果が出やすい・手間が少ないタイミングがあります。
| タイミング | 理由 |
|---|---|
| 引越しのとき | どのみち新規契約が必要。同時に見直すと手間が一度で済む |
| 電気代が上がったと感じたとき | 使用量が増えていないのに高いなら、プランが合っていない可能性 |
| 契約更新・違約金のない時期 | 解約金が発生しないタイミングなら乗り換えコストがゼロ |
| 使用量が増える前(家族が増える等) | 使用量が多いほどプラン差の効果が大きくなる |
注意点・トラブルの回避
スムーズな乗り換えのために、申し込み前に確認しておきたい点を整理します。ここを押さえると、よくあるトラブルはほぼ避けられます。
| 注意点 | 確認すること |
|---|---|
| 契約期間・解約違約金 | 今のプランと乗り換え先の両方で、縛りと解約金の有無 |
| 市場連動型プランかどうか | 市場高騰時に請求が跳ね上がるリスク。安定重視なら避ける |
| セット割の解除 | ガスやスマホとのセット割が外れて高くなる場合がある |
| オール電化・売電の契約 | 専用プランや売電契約があると乗り換えできない・不利な場合 |
| 二重契約・申し込み重複 | 複数社に同時申し込みしない。1社に絞って手続き |
とくに気をつけたいのが市場連動型プランです。料金の安定を重視するなら、燃料費調整額に上限のあるプランを選ぶと安心できます。新電力そのものの不安については、新電力はやめとけ?のページで詳しく整理しています。
新電力はやめとけ?の判断軸を見る 向く人・向かない人と倒産時の備え賃貸・マンションでも乗り換えられる?
賃貸住宅でも、電気を自分の名義で契約していれば電力会社を乗り換えられます。毎月の電気料金を自分で電力会社に支払っているなら、持ち家と同じように手続きが可能です。
注意したいのは「高圧一括受電」のマンションです。建物全体で一括契約している場合、各戸が個別に電力会社を選べないことがあります。検針票が管理組合や管理会社から届く、契約先が地域の大手や新電力でない、といったときは高圧一括受電の可能性があるため、契約形態を管理会社に確認してから判断してください。分譲・賃貸を問わず、住戸ごとにメーターがあり自分で契約している場合は、乗り換えを問題なく進められます。
ランキングに頼らず選ぶ
「電力会社 乗り換え」で検索すると、おすすめランキングや比較シミュレーターに誘導するページが多く見られます。ランキングは作り手の基準やアフィリエイト報酬で順位が変わることがあり、そのまま信じるのは禁物です。景表法上も「最安」「No.1」は実証データなしには使えない表現です。
当サイトは特定の電力会社を順位づけして推すことはしません。自分の使用量・地域・重視する点に合うかどうかで選ぶ。その判断を、提携先の取扱範囲でお手伝いするのが取次窓口の役割です(順位づけはしませんが、提携先への取次を行う窓口です)。乗り換えで電気代が下がるかどうかは、まず電気代の計算方法で今の料金の内訳を把握し、電気代が高い理由で原因を切り分けると判断しやすくなります。
乗り換えを電話で相談 受付時間 9:00〜21:00 | 取次窓口よくある質問
Q: 電力会社の乗り換えに工事は必要?電気は止まる?
A: 原則として工事は不要で、電気が止まることもありません。送配電網はこれまでと同じものを使うため、切り替えの前後で停電したり電気の質が変わったりはしません。スマートメーターが未設置の場合は交換が入りますが、原則無料で立ち会いも不要なことが多いです。
Q: 今の電力会社の解約手続きは自分でする?
A: 原則は不要です。多くの場合、新しい電力会社に申し込むと、その会社が今の契約の解約手続きを代行してくれます。自分で旧会社へ連絡する必要はありません。ただし、解約違約金や契約期間の縛りがあるプランは、違約金の有無を自分で確認しておくと安心です。
Q: 乗り換えに必要なものは?
A: 今の電力会社の「検針票」または「マイページ」があれば、たいていの手続きが進みます。具体的には、契約者名義、住所、お客様番号、供給地点特定番号(22桁、検針票に記載)、支払い用の口座またはクレジットカードです。申し込みはWebや電話で完結し、印鑑や来店は不要なことが多いでしょう。
Q: 乗り換えにはどれくらい時間がかかる?
A: 申し込みから切り替え完了まで、おおむね2週間〜1か月が目安です。電力会社は検針のタイミングで切り替わるため、申し込んだ翌日にすぐ変わるわけではありません。引越しに合わせる場合は、入居日の1〜2週間前までに申し込んでおくと余裕を持てます。
Q: 乗り換えは何回でもできる?違約金は?
A: 何回でも乗り換えられます。多くのプランは違約金なしで切り替えられますが、一部に契約期間の縛りや解約金を設けたプランがあります。乗り換え前に、今のプランと乗り換え先プランの両方で、契約期間・解約金・セット割の解除条件を確認してください。
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