在宅勤務・テレワークで電気代はどれくらい増える?目安と節約のコツ
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在宅勤務で電気代が上がる、と聞くとパソコンの電気代を思い浮かべがちですが、実際に効いているのは冷暖房です。これまで誰もいなかった日中にエアコンを動かすぶん、稼働時間がまるごと増えるからです。逆にPC自体の上乗せは小さく、増えた分の大半はエアコンと考えて差し支えありません。この記事では電気代の平均そのものではなく、在宅勤務で「上乗せされる分」に絞り、その内訳と効果の大きい節約のコツを整理します。数値は総務省家計調査などの公的データを出典・取得日つきで示します。
この記事のまとめ
- 在宅勤務で増える電気代は、日中不在から在宅に変わると月あたり数百円〜数千円が目安(使い方・季節で変動)
- 増加分の大半は冷暖房(エアコン)。日中の稼働時間がまるごと増えるため
- パソコンの消費電力はノートで数十W、デスクトップで100W前後。長時間でも冷暖房ほどは増えない
- 夏冬は増え幅が大きく、春秋は冷暖房がほぼ不要で増え幅が小さい
- 節約は①冷暖房の設定温度・フィルター ②いる部屋をまとめる ③待機電力の順で効く
在宅勤務で電気代はどれくらい増えるか
在宅勤務で増える電気代は、もともとの生活と季節によって変わります。これまで日中ずっと不在だった人が在宅勤務に切り替えると、誰もいなかった時間帯に冷暖房・照明・PCを使うぶん、月あたり数百円〜数千円ほど上乗せされるのが目安です。逆に、もともと家族の誰かが日中在宅していた家庭では、すでに冷暖房や照明を使っているため、追加で増える分は小さめになるでしょう。
増え幅にこれだけ差が出るのは、上乗せの大半がエアコンによるものだからです。総務省の家計調査で電気代の季節差を見ると、二人以上の世帯で冬(1〜3月)が月平均16,005円、夏(7〜9月)が月平均12,442円と、季節で月3,500円以上の開きがあります(出典: 総務省 家計調査、2026-06-08 取得・e-Stat)。在宅勤務でもこの「冷暖房を使う時期かどうか」が増え幅を左右します。
在宅勤務の増加分を知りたいときは、検針票で「在宅勤務を始めた前後」または「前年の同じ月」と使用量(kWh)を比べるのがいちばん確実です。冷暖房を使う時期に始めたか、春秋に始めたかで体感はかなり変わります。
増える電気代の内訳
在宅勤務で上乗せされる電気代は、どの家電から増えているのかを分けて見ると、節約の優先順位がはっきりします。
| 増える要因 | 影響の大きさ | 理由 |
|---|---|---|
| 冷暖房(エアコン) | 大きい | 日中の稼働時間がまるごと増える。夏冬はとくに大きい |
| 照明 | 中くらい | 日中の在宅で点灯時間が延びる。LEDなら影響は限定的 |
| パソコン・モニター | 小さめ | ノートで数十W、デスクトップでも100W前後 |
| お湯・調理(昼食) | 小さめ | 昼食の調理や電気ポット・電子レンジの利用が増える |
| 待機電力 | 小さい | 周辺機器をつけっぱなしにすると積み重なる |
表のとおり、増加分の中心は冷暖房です。PCや照明は「在宅勤務といえば」のイメージが強いものの、電気代としての上乗せは冷暖房ほど大きくありません。節約を考えるときは、まずエアコンの使い方から手をつけると効率的です。
パソコンの電気代の目安
「1日中パソコンをつけているから電気代が心配」という声は多いものの、PC単体の電気代はそれほど大きくありません。消費電力の目安と、月の電気代の概算を示します。
| 機器 | 消費電力の目安 | 1日8時間×月20日の概算 |
|---|---|---|
| ノートパソコン | 20〜50W前後 | 月100〜250円ほど |
| デスクトップパソコン | 50〜100W前後 | 月250〜500円ほど |
| 外部モニター(1台) | 20〜40W前後 | 月100〜200円ほど |
概算は「消費電力(kW)×使用時間×単価31円/kWh」で計算した目安です。機種・設定・画面サイズ・周辺機器の有無で変わるほか、単価も地域・契約プランによって異なります。
たとえば消費電力100Wのデスクトップを1日8時間、月20日使うと電力量は月16kWh程度で、単価31円/kWhなら月約500円が目安です。同じ時間エアコンを動かすほうが電気代は大きくなりやすいため、PCの電源より冷暖房の使い方を優先して見直すとよいでしょう。
季節で増え幅が変わる仕組み
在宅勤務で増える電気代は、季節によって大きく変わります。冷暖房を使う夏と冬は増え幅が大きく、冷暖房がほぼ不要な春と秋はわずかしか増えません。とくに冬が高くなりやすいのは、外気温と室温の差が大きいためです。夏は外気温35度から冷房28度で差が7度なのに対し、冬は外気温5度から暖房20度で差が15度になり、室温を保つためにエアコンが消費する電力も多くなりがちでしょう。
そのため、在宅勤務を「春や秋に始めた」場合は増加分をあまり感じませんが、「夏や冬に始めた」場合は冷暖房のぶん体感が大きくなります。年間でならして考えると、増えるのは主に冷暖房シーズンといえるでしょう。季節ごとの平均や仕組みの詳細は電気代の平均のページにまとめています。電気代が想定以上に高いと感じる場合は、電気代が高い理由のページで原因の切り分け方も確認できます。
在宅勤務の電気代を抑えるコツ
増加分の大半が冷暖房であることを踏まえると、抑えどころははっきりしてきます。ここからは効果が出やすい順に見ていきましょう。
- 冷暖房の設定温度を控えめにし、フィルターを清掃する。増加分の中心に直接効きます
- 日中いる部屋を1つにまとめ、冷暖房する部屋を減らす。仕事部屋とリビングで2台動かさない
- 使わない家電・モニターの電源やプラグを切る。待機電力の積み重ねを減らせます
- 照明をLEDにする。日中の点灯時間が延びるぶん、長期で効きます
- サーキュレーターやブラインドで冷暖房効率を上げ、エアコンの負担を下げる
冷暖房の使い方を整えるだけで、在宅勤務で増えた分の多くは抑えられます。家電そのものの買い替えは初期費用がかかりますが、10年以上前のエアコンを使っている場合は、在宅で稼働時間が延びるぶん買い替えの効果が出やすくなります。効果の大きい順の節約方法は電気代を安くする方法のページでも解説しています。
使用量が増えた今のプランを電話で相談 受付時間 9:00〜21:00 | 取次窓口使用量が増えたら見直したいこと
在宅勤務で使用量が増えると、これまで気にならなかった料金プランや契約アンペアが、今の生活に合っているかどうかで月額に差が出やすくなります。冷暖房を平日の日中もしっかり使う生活になったなら、次の点を確認しておくと無駄がありません。
- 契約アンペアが生活に合っているか(日中も冷暖房とPCを同時に使うなら、ブレーカーが落ちない範囲で)
- 料金プランが使用量帯に合っているか(日中在宅が長いと、夜間割引プランは逆効果になりやすい)
- 燃料費調整額に上限があるか(価格変動局面では上限の有無で負担が変わる)
- シミュレーションの前提が自分の使い方と合っているか(使用量・契約期間・地域・取得日を確認)
とくに在宅勤務は「昼間に電気を使う」生活のため、夜間が割安な時間帯別プランとは相性が悪いことがあります。日中の使用が増えた今の状態で、プランが合っているかを一度見直すと、節約の方向を間違えにくくなります。プランの見直しや切り替えで迷ったら、取次窓口に相談できます。
よくある質問
Q: 在宅勤務にすると電気代は月いくらくらい増える?
A: 増加分は季節と冷暖房の使い方で大きく変わるため一律には言えませんが、これまで日中不在だった人が在宅勤務に切り替えると、月あたり数百円〜数千円ほど電気代が増える目安です。最大の要因は冷暖房で、夏冬は増え幅が大きく、春秋は冷暖房がほぼ不要なため増え幅が小さくなります。PCや照明そのものの上乗せは小さく、増加分の多くはエアコンの稼働時間が延びることによるものでしょう。
Q: テレワークで何の電気代がいちばん増える?
A: いちばん増えるのは冷暖房(エアコン)です。これまで誰もいなかった日中に冷暖房を動かすため、稼働時間がまるごと増えます。日中の在宅では照明の点灯時間も延びるでしょう。パソコンの消費電力はノート型でおおむね数十W、デスクトップでも100W前後が目安で、長時間使っても電気代としては照明や冷暖房ほど大きくはなりません。
Q: パソコンを1日中つけると電気代はどれくらい?
A: ノートパソコンの消費電力はおおむね数十W、デスクトップでも100W前後が目安です。仮に100Wの機器を1日8時間、月20日使った場合の電力量は月16kWh程度で、単価31円/kWhなら月約500円が目安になります。実際は機種・設定・外部モニターの有無で変わります。PC単体よりも、在宅にともなって延びる冷暖房のほうが増加分への影響は大きいでしょう。
Q: 在宅勤務の電気代を抑えるには何をすればいい?
A: 効果が出やすい順に、①冷暖房の設定温度を控えめにしフィルターを清掃する、②日中いる部屋を1つにまとめて冷暖房する部屋を減らす、③使わない家電やモニターの電源・プラグを切る、です。冷暖房が増加分の大半を占めるため、エアコンの使い方を整えるのがいちばん効きます。あわせて、在宅で使用量が増えたぶん、契約アンペアや料金プランが今の生活に合っているかも見直してみましょう。
Q: 在宅勤務で使用量が増えたら電力会社を切り替えたほうがいい?
A: 使用量が増えたぶん、料金プランの選び方で月額が変わりやすくなります。ただし切り替えで必ず安くなるとは限らず、燃料費調整額に上限がないプランでは、単価が上がる局面で想定より高くなることがあります。料金体系と、シミュレーションの前提(使用量・契約期間・地域)が自分の使い方に合っているかを確認してから判断してください。
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