こたつの電気代はいくら?1時間・1日の目安と他の暖房との比較
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こたつが「電気代の安い暖房」と言われる理由は、温まったあとはヒーターがちょこちょこ休むからです。布団のなかが設定温度に届くと自動でオフになり、冷えてくると再びオン。だから表示の消費電力をフルに使い続けるわけではなく、実際の電気代は計算上の上限よりかなり小さくなります。このページでは強弱別の1時間・1日の目安をまず示し、その自動オンオフのしくみ、エアコンや電気ストーブとの比べ方、計算のしかた、節約のコツへと進みます。数値は資源エネルギー庁の省エネ情報と各社カタログ値を参照し、出典は本文に明示しました。
この記事のまとめ
- 実際の使用ではこたつの電気代は1時間およそ1〜5円程度におさまりやすい
- 強設定をフル稼働で計算したときの上限は1時間およそ6〜11円
- 温まると自動でヒーターが切れるため、表示の消費電力をずっとは使わない
- 人だけを暖めるので、部屋全体を暖めるエアコン暖房より1台の電気代は安め
- 上掛けや敷布団で熱を逃がさないほど、ヒーターが休む時間が延びる
こたつの電気代の目安(強・弱)
強弱と機種で電気代は変わります。一般的な家庭用こたつの目安が下表です。ここに並ぶのは「設定の消費電力をそのまま使い続けたら」という上限の概算で、目安単価31円/kWhから試算しています。実際はヒーターが自動で切れる時間があるぶん、これより安く収まることが多めです(省エネ性能は資源エネルギー庁 省エネ型製品情報サイトで比較できます、2026-06-08 取得)。手元の正確な金額は、各製品カタログの消費電力で確認してください。
| 設定 | 消費電力の目安 | 1時間(上限の目安) | 1日(5時間) |
|---|---|---|---|
| 弱 | 約80〜150W | 約2〜5円 | 約12〜23円 |
| 強 | 約200〜350W | 約6〜11円 | 約31〜54円 |
表の数字は「設定の消費電力をフルに使い続けた場合」の上限です。実際のこたつは、庫内が温まるとサーモスタットがヒーターを自動で切るため、消費電力をずっとは使いません。布団でしっかり熱を閉じ込めていれば、オフの時間が長くなり、表よりかなり安くなることもあります。
自動オンオフのしくみ(つけっぱなしの考え方)
このオンオフを担っているのが、温度を一定に保つサーモスタットという機能です。布団のなかが設定温度に届けばヒーターは止まり、冷えれば動き出す。だから「つけっぱなし=ずっと電気を食う」とは限りません。温まったあとは休む時間が挟まるぶん、電気代が抑えられているわけです。
ただし、休んでいても通電はしているので、誰も入っていない時間が長いならスイッチを切るのが基本。逆に、布団でしっかり熱を閉じ込めれば休む時間が延び、自然と電気代は下がります。上掛けや敷布団を足して保温性を上げる。これがこたつ最大の節約ポイントです。
他の暖房との比較(エアコン・ストーブ)
こたつが「電気代の安い暖房」と言われるのは、部屋全体を暖めず、入っている人だけを暖めるためです。他の暖房器具と1時間あたりの電気代の目安を比べてみます。
| 暖房 | 暖める範囲 | 1時間の電気代の目安 |
|---|---|---|
| こたつ(強) | 布団のなかの狭い空間 | 約6〜11円(自動オフで実際は安め) |
| エアコン暖房(6〜10畳) | 部屋全体 | 約19〜40円 |
| 電気ストーブ(ハロゲン等) | 正面の限られた範囲 | 約15〜30円 |
こたつは布団のなかの狭い空間を暖めるため消費電力が小さく、自動オンオフもあって1台あたりの電気代を抑えやすいのが強みです。電気ストーブは正面しか暖まらないわりに消費電力が大きめ。部屋全体を暖めたいときはエアコン暖房が向きますが、1人〜数人で過ごすならこたつが効率的です。寒さや人数に応じて使い分けると、暖房の電気代を抑えられます。
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こたつの電気代は、本体のラベルや取扱説明書に載っている消費電力(W)を使うと計算できます。式は、消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×電気料金の目安単価31円/kWhです。たとえば強で消費電力が300Wなら、300÷1000×1×31=約9.3円が1時間の上限の目安。1日5時間なら、上限でおよそ47円です。
ただし前述のとおり、ヒーターは自動で休みを挟むので、実際の電気代はこの計算より小さくなりがちです。表示の消費電力は「ヒーターが動いているときの値」。計算で出た数字は、あくまで上限の目安と捉えてください。布団でしっかり保温していれば、休む時間が増えて電気代はさらに下がります。
エアコンと併用すると、合計はどうなるか
「こたつとエアコンを併用すれば、エアコンの設定温度を下げられて節約になる」という話をよく見かけます。ただ、こたつを足せばそのぶんの電気も増えるので、合計が下がるとは限りません。実際に計算してみます。
| 使い方 | 1か月の使用量 | 暖房なしの月からの増加 |
|---|---|---|
| こたつだけ エアコンは使わない | 291kWh | 約1,492円 |
| エアコンだけ(20度) 部屋全体を暖める | 393kWh | 約5,586円 |
| エアコン18度+こたつ(ヒーターが休まない場合) こたつを上限まで使ったとき | 405kWh | 約6,071円 |
| エアコン18度+こたつ(半分休む場合) サーモが半分の時間止まる | 385kWh | 約5,262円 |
| エアコン18度+こたつ(7割休む場合) 布団で保温できているとき | 376kWh | 約4,897円 |
暖房を使わない月の使用量を250kWhと置き、こたつ「強」275W・エアコン暖房950Wを1日5時間・30日使った場合の当サイトの試算です。エアコンを18度にしたときの20%減は、環境省が示す「暖房の設定温度を1度下げると消費電力が約10%減る」を2度ぶんとして当てはめたもので、実測ではありません(1度ずつ順に掛けると19%減になりますが、ここでは20%として計算しています)。金額は東京電力エナジーパートナー 従量電灯Bの単価による計算で、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は含みません。消費電力・使用時間・もとの使用量が変われば結論も変わります。
単純に足すと、かえって増えることがある
エアコンを2度下げると使用量は143kWhから114kWhへ、29kWh減ります。いっぽうこたつを上限まで使うと41kWh増える。減る量より増える量のほうが大きいので、合計では約485円のプラスになります。
「併用すれば安くなる」と言い切れないのはこのためです。エアコンの設定を下げた効果より、こたつを足した分が上回ってしまう場合があります。
この試算では、こたつが休む時間が結論を分ける
ただし前の章で見たとおり、こたつのヒーターはサーモスタットで自動的に止まります。布団で熱を閉じ込められていれば、実際の消費は上限よりかなり小さくなります。
ヒーターが半分の時間休むなら合計は約5,262円で、エアコンだけより約324円安い。7割休むなら約4,897円で、差は約689円まで広がります。
ここまでの前提を固定したまま動かせるのはこの部分なので、併用が効くかどうかは、こたつをどれだけ休ませられるかで変わります。上掛けや敷布団で保温すること、設定を弱にすること、使わないときに切ること。次の章の節約のコツは、そのまま併用の損得を分けるポイントでもあります。
使用量が段をまたぐかどうかも効く
もう一つ見落としやすいのが、従量電灯の段階です。使用量が300kWhを超えた分には、いちばん高い第3段の単価(東京電力で40.49円/kWh)がかかります。
この試算では、こたつだけなら合計291kWhで300kWhを超えません。ところがエアコンを使うと393kWhになり、超えた分が第3段で計算されます。使う量が増えるほど、1kWhあたりの単価まで上がっていくということです。段の考え方は電気代の計算方法で整理しています。
こたつの電気代を下げるコツ
「ヒーターを休ませる」を合言葉に、できることを並べてみます。
- 設定を「強」から「弱」にする(温まったら弱で十分なことが多い)
- こたつ布団に上掛けや敷布団を足し、熱を逃がさない
- 床にラグや断熱マットを敷き、下からの冷えを防ぐ
- 使わないときはこまめに切る(長時間の不在は必ずオフ)
- 入る前に少し早めにつけるより、必要なときだけつける
こたつの使い方を見直しても家全体の電気代が高いと感じるなら、契約プランそのものが生活に合っていない可能性もあります。原因の切り分け方は電気代が高い理由、料金の計算方法は電気代の計算方法のページで解説しています。
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Q: こたつの電気代は1時間いくら?
A: 設定(弱・強)と機種で変わりますが、1時間あたりおよそ1〜5円が目安です。こたつのヒーターは設定温度に達するとサーモスタットで自動的にオン・オフを繰り返すため、表示されている消費電力をずっと使い続けるわけではありません。実際の電気代は、設定の消費電力から計算した上限より小さくなることが多めです。暖房器具のなかでは電気代が安い部類に入ります。
Q: こたつとエアコン暖房はどちらが電気代が安い?
A: 部屋全体を暖めず、入っている人だけを暖めるこたつのほうが、1台あたりの電気代は安くなりがちです。こたつは布団のなかの狭い空間を暖めるため消費電力が小さく、自動オンオフもあって電力を抑えやすいのが特徴。一方のエアコン暖房は部屋全体を暖めるため消費電力が大きめです。寒い時期に1人〜数人で過ごすならこたつ、部屋全体を暖めたいならエアコン、と使い分けると無駄が減ります。
Q: こたつをつけっぱなしにすると電気代はどれくらいかかる?
A: こたつはサーモスタットで自動的にオン・オフを繰り返すため、つけっぱなしでも設定の消費電力をずっと使い続けるわけではありません。とはいえ、必要ないときも通電しているとその分の電気代はかかります。1日中つけっぱなしにするより、使うときだけ入れる、弱に設定する、上掛けや敷布団で熱を逃がさない、といった工夫で電気代を抑えられます。
Q: こたつの電気代を計算するには?
A: 消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×電気料金の目安単価31円/kWhで計算できます。たとえば強で消費電力が300Wなら、300÷1000×1×31=約9.3円が1時間の上限の目安。ただし実際はサーモスタットで自動オンオフされるため、これより小さくなることが多めです。自分のこたつの消費電力は、本体のラベルや取扱説明書で確認しましょう。
Q: こたつの電気代を下げるコツは?
A: 設定を「強」から「弱」にする、こたつ布団に加えて上掛けや敷布団を使って熱を逃がさない、床にラグや断熱マットを敷く、使わないときはこまめに切る、といった工夫が効きます。布団で熱を閉じ込めるほどヒーターのオンオフ間隔が空き、電気代を抑えやすくなります。あわせて、家全体の電気代が高いなら契約プランの見直しもおすすめです。
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