5人家族の電気代を比較する|平均15,665円・世帯タイプ別の目安
更新日:
子どもが3人、あるいは祖父母との同居。5人ともなると、子ども部屋の冷暖房、洗濯と乾燥の回数、入浴とお湯の量、そして一度に使う家電のアンペアまで、4人のときとは負担のかかり方が変わってきます。このページでは、まず自分の家の電気代が平均より高いのかを家計調査の最新データで確かめ、共働き・在宅・子の年齢による世帯タイプ別の目安、4人世帯からの増え方、どこに節約の余地があるかを順に見ていきます。数値の根拠は総務省の家計調査と資源エネルギー庁の統計で、出典と取得日は本文に明示しました。
この記事のまとめ
- 5人家族の電気代月平均は15,665円(総務省 家計調査 令和7年・2025年平均、5人以上世帯)、年間約187,980円
- 4人世帯13,928円からの増加は月1,737円。3人→4人は横ばいだったが、5人で再び上がる
- 1人あたりは約3,133円で、世帯人数のスケールメリットが最もよく効く水準
- 共働きで日中不在なら月12,000〜15,000円、在宅多めなら月15,000〜19,000円が目安
- 標準的なアンペアは50〜60A。使用量帯は月450〜650kWhで、料金プランの選び方で月額が変わる
5人家族の電気代平均(最新データ)
総務省の家計調査(令和7年・2025年平均)によると、5人以上世帯の電気代月平均は15,665円です(出典: 総務省 家計調査 令和7年(2025年平均)、2026-06-08 取得・e-Stat)。年間換算で約187,980円。世帯人数別に見ると、4人世帯13,928円より高く、世帯人数が増えるほど1人あたりの電気代は下がります。
| 世帯人数 | 月平均電気代 | 1人あたり |
|---|---|---|
| 単身 | 7,337円 | 7,337円 |
| 2人 | 12,144円 | 6,072円 |
| 3人 | 13,915円 | 4,638円 |
| 4人 | 13,928円 | 3,482円 |
| 5人以上 | 15,665円 | 3,133円 |
5人家族は1人あたり電気代が約3,133円と、世帯人数別で最も低い水準です。冷蔵庫・照明・エアコンといった共有家電は人数が増えてもそれほど追加にならないため、人数あたりで見ると割安になります。なお家計調査の最大区分は「5人以上」のため、上の表の15,665円には6人以上の世帯も含まれる点に注意。
4人→5人で電気代はどう変わるか
世帯人数別の平均を「差額」で見ると、5人家族の位置づけがはっきりします。3人世帯から4人世帯では月13円しか増えませんでしたが、4人世帯から5人以上世帯では月1,737円増えます。共有家電のスケールメリットが効く範囲を超えて、洗濯・調理・入浴・在宅時間がまとまって増えるためです。
| 世帯の変化 | 電気代(月) | 増加分 |
|---|---|---|
| 3人世帯 | 13,915円 | — |
| 4人世帯 | 13,928円 | +13円 |
| 5人以上世帯 | 15,665円 | +1,737円 |
5人家族で電気代がまとまって上がるのは、洗濯やお湯を使う回数が増え、子ども部屋を含めて冷暖房を使う部屋が増えるためです。冷蔵庫を大型に替えたり2台目を置いたりする世帯もあり、これも使用量を押し上げます。一方で1人あたりで見れば、5人家族は世帯人数別でもっとも割安な部類でしょう。
世帯タイプ別の電気代
同じ5人家族でも、共働きか、子どもの年齢で在宅時間が長いか、調理がガスかIHかで電気代は大きく変わります。比較するときは「5人世帯」とまとめず、自分たちの生活に近いタイプで見てください。
| 世帯タイプ | 月額目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 共働き・子は学校/保育園 | 12,000〜15,000円 | 平日昼間の在宅が短く、平均前後に収まりやすい |
| 親のどちらかが在宅・子の在宅時間が長い | 15,000〜19,000円 | 日中も冷暖房・調理・洗濯が増え、平均を上回りやすい |
| 乳幼児がいて24時間空調 | 17,000〜21,000円 | 夜間も冷暖房を切らさず、使用量が大きい |
| オール電化(給湯+IH) | 17,000〜23,000円 | 給湯・調理を電気でまかなう。時間帯別プラン活用が前提 |
| マンション・冷暖房控えめ | 12,000〜15,000円 | 断熱が良く、共用部のおかげで個別使用が抑えられる |
世帯タイプ別の月額は、家計調査の平均値と一般的な使用条件から想定したレンジの目安です。住居形態・地域・子の年齢・在宅状況により変わります。
電気代の基本を見る 電気代の平均・計算方法などの基本季節別の変動
5人家族の電気代は、冷暖房がフル稼働する夏と冬に大きく跳ねます。子ども部屋とリビングで別々にエアコンを回す世帯なら、振れ幅はさらに広がります。だから比較は単月ではなく年間平均で。一番安い月と高い月だけを見ると、実態を読み違えます。下表の月額は家計調査の四半期区分(1〜3月・4〜6月・7〜9月・10〜12月)に合わせた目安です。
| 時期 | 月額目安 | 主な要因 |
|---|---|---|
| 1〜3月(冬) | 16,000〜20,000円 | 暖房と給湯の需要で年間最高になりやすい |
| 4〜6月(春) | 11,000〜13,000円 | 冷暖房の出番が少なく、1年のうち安い時期 |
| 7〜9月(夏) | 15,000〜19,000円 | 複数台のエアコン稼働で増える |
| 10〜12月(秋) | 11,000〜13,000円 | 春と並んで落ち着く時期 |
月額目安は、家計調査の平均値と一般的な使用条件から想定したレンジです。住居形態・地域・在宅状況により変わります。
冬が夏を上回りやすいのは、外気温と室温の差が大きいからです。夏は外35度から冷房28度で差は7度ほど、冬は外5度から暖房20度で差は15度ほど。差が開くほどエアコンの消費電力は増えます。四半期別の平均やしくみは電気代の平均のページにまとめています。
契約アンペア数の見直し
アンペア制のエリアでは、契約アンペアが基本料金に直結します。アンペアを上げるほど基本料金も上がるしくみで、5人家族の目安は50〜60A。エアコンを複数台動かし、IHやドライヤー・乾燥機が重なる場面が多いためです。マンションで同時使用がそれほど多くなければ50A、一軒家でIH調理器とエアコン3台以上を一度に使うなら60Aが安心、という見当になります。
| アンペア数 | 5人家族での向き・不向き |
|---|---|
| 50A | マンションなど、同時使用がそれほど多くない世帯 |
| 60A | 一軒家でIH・エアコン複数台を同時に使う標準的な5人家族 |
基本料金の具体額は、エリアの電力会社や料金プランによって変わります。検針票や契約中のプランの料金表で、自分のアンペアの基本料金を確認してください。アンペアを1段階下げれば基本料金は下がりますが、下げすぎるとデメリットもあります。
注意:アンペアを下げすぎると、エアコン複数台とIH・ドライヤーを同時に使ったときにブレーカーが落ちやすくなります。5人の生活で同時に使う家電の消費電力を見てから変更してください。なお関西電力・中国電力・四国電力エリアは最低料金制で、そもそもアンペアを選ぶしくみがありません。
料金プランの比較ポイント
5人家族は月使用量が450〜650kWhと多いため、料金プランの選択で月額が大きく変わります。生活時間帯と使用量から、合うプランを選んでください。
| プランの種類 | 5人家族向き | 注意点 |
|---|---|---|
| 従量電灯(大手電力スタンダード) | 使用量が標準的なら無難 | 燃料費調整額に上限があり、変動局面で安心 |
| 時間帯別プラン(夜間割引) | オール電化・夜型生活なら有利 | 日中の在宅が長いと逆効果 |
| 新電力の定額・割引プラン | 使用量・地域・燃調の扱いで有利不利が分かれる | 年間総額で比較。燃料費調整額に上限があるか確認 |
| ガスセットプラン | ガスも使う世帯は総光熱費を圧縮できる | 解約違約金・契約期間を確認 |
料金プランは数字だけで決めず、受付時間や手続きのサポートまで含めて見ると失敗しにくくなります。電気・ガスの取次窓口(受付9:00〜21:00)では、料金条件に加えて、申し込み後の手続きや切り替えの流れも電話で確認できます。子の進学や引越しといったライフイベントが続く5人世帯では、契約後の動きやすさが地味に効いてきます。
プラン比較を電話で相談 受付時間 9:00〜21:00 | 取次窓口比較で失敗しないための注意点
5人家族向けの電気代比較サイトでよく見かける落とし穴を整理します。
- 「単月の安さ」だけを訴求し、年間で見ると逆転するプランがある
- 燃料費調整額に上限がない新電力は、2026年のような価格変動局面で逆効果になる場合がある
- 「最安」「業界No.1」は景表法上、実証データなしには使えない最上級表現
- シミュレーションの前提条件(使用量・契約期間・地域)が、自分たちの使い方と一致しているか確認が必要
- 新電力が倒産・撤退したときの手続き(電気は止まらないが切替手続きが発生)が分かるか
よくある質問
Q: 5人家族の電気代が平均より高いか比較する基準は?
A: 総務省 家計調査(令和7年・2025年平均)によると、5人以上世帯の電気代月平均は15,665円です。共働きで子どもが学校・保育園に通い日中不在の世帯は月12,000〜15,000円、親のどちらかが在宅で子の在宅時間が長い世帯は月15,000〜19,000円、オール電化住宅は月17,000〜23,000円が目安。自分の月額がこの範囲を大きく超えていれば、契約アンペア・料金プラン・家電の使い方に見直し余地があります。
Q: 4人家族から5人家族になると電気代はどれくらい増える?
A: 総務省 家計調査(令和7年・2025年平均)では4人世帯13,928円、5人以上世帯15,665円で、差は月1,737円ほどです。3人から4人への増加は月13円とわずかでしたが、5人世帯では使用量がまとまって増え、再び負担が上がります。子どもの人数や年齢で在宅時間・家電の使用が増えるためで、家族が増えても電気代が単純に比例するわけではありません。
Q: 5人家族の契約アンペアはどのくらいが目安?
A: 5人家族では50〜60Aが多い傾向です。エアコンを複数台同時に動かし、調理家電やドライヤーが重なる場面が増えるためです。マンションで同時使用が比較的少なければ50A、一軒家でIH調理器とエアコン3台以上を同時に使うなら60Aが安心です。必要以上に大きいアンペアは基本料金を毎月余計に払うことになるため、同時に使う家電の消費電力を確認してから選んでください。
Q: 5人家族でオール電化と従量電灯のどちらが安い?
A: オール電化は時間帯別料金プランを活用し、給湯や調理を夜間に寄せられる5人家族なら、ガス併用住宅より総光熱費が安くなるケースもあります。また再エネ賦課金は2026年5月に4.18円/kWhへ改定され、負担緩和(補助)が適用されない時期には、使用量の多い世帯ほど影響額が大きくなります(補助の有無・適用期間は時期により異なります)。比較する際は「電気代+ガス代の総光熱費」で見てください。
Q: 5人家族の比較で「最安」「業界No.1」と書かれた比較サイトは信用できる?
A: 景表法上、「最安」「業界No.1」は実証データなしには使えない最上級表現です。掲載している比較サイトが、比較条件(使用量・地域・契約期間・取得日)と一次ソースを明示しているか確認してください。条件が曖昧な場合は、特定の有利な前提だけで作られた結果の可能性があります。
関連ページ
電気代を比較して選ぶ