夏の電気代の平均は?高くなる理由とエアコン中心の節約のコツ
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夏に電気代が膨らむ正体は、ほぼエアコンです。昼間にリビングを冷やし、寝苦しい夜は寝室でつけたまま眠る。この昼と夜の冷房時間が、そのまま請求に乗ってきます。意外に思われるかもしれませんが、一年で電気代が最も高いのは夏ではなく冬。その理由にも触れつつ、夏(7〜9月)の平均、上がる理由、冷房を中心にした節約のコツを順に見ていきます。数値の根拠は総務省の家計調査で、出典と取得日は本文に明示しました。
この記事のまとめ
- 夏(7〜9月)の電気代の平均は約12,442円(総務省 家計調査・二人以上世帯)
- 一年で最も高いのは冬(1〜3月)の約16,005円。夏より冬のほうが高い
- 夏に増える電気のほとんどはエアコン冷房。設定温度・つけっぱなしの考え方がカギ
- 冷蔵庫・除湿機・サーキュレーターも夏は稼働が増える
- 夏だけ高いなら季節要因。一年中・年々高いなら契約や古い家電を疑う
夏の電気代の平均(季節別データ)
総務省の家計調査(令和7年・2025年平均、二人以上世帯)を四半期別に見ると、夏にあたる7〜9月の電気代は約12,442円です。春(4〜6月)約12,578円とほぼ同じ水準で、冬の約16,005円より低くなっています。
| 時期 | 月平均電気代 | 傾向 |
|---|---|---|
| 1〜3月(冬) | 16,005円 | 一年で最も高い |
| 4〜6月(春) | 12,578円 | 横ばい |
| 7〜9月(夏) | 12,442円 | 冷房で増えるが冬ほどではない |
| 10〜12月(秋) | 11,849円 | 一年で最も安い |
出典: 総務省 家計調査(令和7年・2025年平均、二人以上世帯)(2026-06-08 取得・e-Stat)。金額は二人以上世帯の四半期平均で、世帯人数・地域・住居形態により変わります。年間平均との比較や地域別・世帯人数別の平均は電気代の平均のページにまとめています。
夏の電気代を「高い」と感じたら、まず平均と比べてみてください。7〜9月で月12,442円前後なら、ほぼ平均どおりです。これを大きく超える場合は、エアコンの使い方だけでなく、契約アンペアや料金プラン、古い家電に原因があるかもしれません。
夏に電気代が高くなる理由
増えるぶんの大半は、やはり冷房です。外が暑い日中ほど室温を下げるのに電力がかかり、稼働時間も延びます。とはいえ犯人はエアコンだけではありません。夏ならではの、こんな使い方も上乗せ要因になります。
- 日中の在宅時間が長い日は、冷房のつけっぱなし時間が増える
- 設定温度を下げすぎると、その分だけ消費電力が増える
- 扉の開け閉めや庫内温度の上昇で、冷蔵庫の稼働が増える
- 湿度対策で除湿機・サーキュレーター・扇風機を併用する
- 飲み物を冷やす、製氷を増やすなど、冷やす用途そのものが増える
どれも夏場に限って増える使い方です。裏返せば、急に上がった原因が冷房まわりなら、設定温度や使い方の工夫で平準化できる余地があるということ。一方、季節を問わず一年中高い、年々じわじわ上がっている、という場合は、料金単価や契約プラン、古い家電など別の原因が疑われます。切り分けや契約側の要因は電気代が高い理由のページで詳しく扱っています。
夏より冬のほうが電気代は高い
「夏は電気代が高い季節」というイメージがありますが、季節別のデータでは一年で最も高いのは夏ではなく冬です。前掲の表のとおり、冬(1〜3月)の約16,005円に対し、夏(7〜9月)は約12,442円で、月あたり3,500円ほど冬のほうが高くなります。
冬のほうが高くなる主な理由は、冷房より暖房のほうが消費電力も稼働時間も大きいことにあるでしょう。夏は外気温と冷房設定(たとえば外35度・室内28度で差は7度ほど)の差が小さいのに対し、冬は外気温と暖房設定(外5度・室内20度で差は15度ほど)の差が大きく、室温を保つために多くの電力を使います。冬の電気代と暖房中心の節約については冬の電気代のページで解説しています。
エアコン冷房の節約のコツ
夏の電気代は、エアコンの使い方で差が出やすいもの。冷やしすぎを避けながら快適さを保つ工夫を整理します。いずれも効果は機種・部屋・断熱で変わるため、目安として取り入れてください。
- 設定温度を無理のない範囲で見直す(環境省は夏の室温の目安を28度としています)
- サーキュレーターや扇風機で空気を循環させ、体感温度を下げる
- フィルターをこまめに掃除し、冷房効率の低下を防ぐ
- 短時間の外出を繰り返す日中は、こまめに消すよりつけっぱなしが有利な場合がある
- 日射の強い窓はカーテンやすだれで遮り、室温の上昇を抑える
- 10年以上前の古いエアコンは、買い替えで消費電力が下がることがある
つけっぱなしとこまめな消灯のどちらが得かは、外気温と外出の長さで変わります。室温を下げる立ち上がりに電力を多く使うため、暑い日に短い外出を繰り返すならつけっぱなしが有利なことがあり、長時間の外出や夜の涼しい時間帯は消したほうが無駄になりにくい場面もあります。どちらか一方が常に正解とは言えません。エアコンの電気代の目安や時間別の考え方はエアコンの電気代のページで詳しく扱っています。
エアコンの電気代の目安を見る 1時間・つけっぱなし・除湿の目安と節約冷蔵庫・除湿の夏の使い方
エアコン以外にも、夏は冷蔵庫と湿度対策の家電の稼働が増えます。それぞれ夏ならではの使い方の工夫があります。
| 家電 | 夏に増える理由 | 使い方の工夫 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫 | 扉の開け閉めや外気温で庫内温度が上がりやすい | 詰め込みすぎを避け、開ける時間を短くする。10年超の機種は買い替え検討 |
| 除湿機 | 梅雨・夏場の湿度対策で稼働が増える | 必要な部屋に絞って使う。冷房の除湿運転と役割を整理する |
| 扇風機・サーキュレーター | 冷房の体感温度を下げる目的で併用 | 消費電力はエアコンより小さい。冷房の設定温度を上げる補助に使う |
冷蔵庫は24時間動き続けるため、古い機種ほど夏の電気代に効いてきます。除湿機は方式によって消費電力が変わるので、使う部屋や時間を絞るのがコツです。それぞれの電気代の目安は冷蔵庫の電気代と除湿機の電気代のページにまとめています。
プラン見直しを電話で相談 受付時間 9:00〜21:00 | 取次窓口平均より大きく高いと感じたら
夏の電気代が平均(7〜9月で約12,442円)を大きく超えている場合、原因は冷房の使い方だけとは限りません。次の順で確認すると、どこに余地があるか見えてきます。
- 使用量(kWh)を前年の同じ月と比べる(増えていれば使い方側、変わらなければ単価側)
- エアコンの設定温度・稼働時間・フィルターの状態を見直す
- 契約アンペアと料金プランが生活に合っているか確認する
- 10年以上前の冷蔵庫・エアコンなど、消費電力の大きい古い家電がないか
使い方を見直しても下がらない、一年を通して高いという場合は、契約プランや古い家電など季節以外の原因が考えられます。料金プランや契約アンペアの見直しは、自分の使い方を変えずに毎月の固定費に効くのが利点です。電気代を比較して切り替える際の注意点や、料金の見直しを電話で相談する方法は、以下のページとシミュレーターを参考にしてください。
電気代シミュレーターで条件別に試算する 使用量・地域から目安を比較よくある質問
Q: 夏の電気代の平均はいくら?
A: 総務省 家計調査(令和7年・2025年平均、二人以上世帯)の四半期データでは、夏にあたる7〜9月の電気代は約12,442円です。年間でみると最も高いのは1〜3月(冬)の約16,005円で、夏より冬のほうが高くなります。これは冷房より暖房のほうが消費電力・稼働時間が大きいためです。世帯人数や住居、地域によって金額は変わるので、あくまで全国平均の目安として見てください。
Q: 夏に電気代が高くなる主な理由は?
A: 夏に増える電気のほとんどはエアコン冷房です。外気温が高い日中につけっぱなしにする時間が長くなり、設定温度を下げるほど消費電力が増えます。加えて、扉の開け閉めが増える冷蔵庫、湿度対策の除湿機・サーキュレーターも夏は稼働が増えます。全国平均で見ると、夏(7〜9月)は秋より高いものの春とはほぼ同じ水準で、冬ほど突出はしません。冷房の使い方しだいで上振れしやすい点に注意してください。
Q: エアコンの設定温度を上げると電気代はどのくらい変わる?
A: 一般に冷房は設定温度を上げるほど消費電力が下がるとされ、環境省は夏の室温の目安を28度としています。ただし下げ幅あたりの節約額は機種・部屋の広さ・断熱・外気温で変わるため、一律に「1度で何円」と断定はできません。無理のない範囲で設定温度を見直し、フィルター清掃やサーキュレーターの併用で体感温度を下げ、冷やしすぎを避けましょう。
Q: エアコンはつけっぱなしと、こまめに消すのとどちらが安い?
A: 外気温が高く短時間の外出をくり返す日中は、つけっぱなしのほうが消費電力を抑えられることがあります。エアコンは室温を設定温度まで下げる立ち上がりに電力を多く使うためです。一方、数時間以上の外出や夜の涼しい時間帯は、消したほうが無駄になりにくい場面もあります。気温と外出の長さで使い分けるのが現実的で、どちらか一方が常に得とは言い切れません。
Q: 夏だけ電気代が高い場合、電力会社を見直すべき?
A: 夏や冬だけ高いなら季節要因が中心なので、まずは設定温度や家電の使い方の見直しが先です。一年を通して高い、年々上がっているという場合は、契約アンペアや料金プラン、古い家電など季節以外の原因を疑ってください。料金プランや契約アンペアが生活に合っているかの確認は、電話でも相談できます。
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