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オール電化の一人暮らしの電気代は高い?平均の目安と節約のコツ

「一人暮らしなのにオール電化だと電気代が高い」と感じる人は少なくありません。人数が少なくても、給湯や暖房を電気でまかなうオール電化には、単身ならではの割高に感じるポイントがあります。この記事では、環境省の調査で単身のオール電化世帯が実際にどれだけ電気を使っているかを確かめ、給湯器の種類による違い、東京電力のオール電化プランの実単価をもとにした試算、賃貸での注意点までを整理しました。オール電化全般の基本はオール電化の電気代で解説しています。

この記事のまとめ

  • 金額の公的な平均統計はないが、使用量なら公的データがある。単身のオール電化は月351kWh、ガス併用は月181kWh(環境省・令和5年度)
  • 比べるなら電気代だけでなく「電気+ガス」の10,336円と。単身の電気代平均7,337円はガス併用も含む数字(家計調査)
  • 冬の跳ね上がりが大きい。6月253kWh→1月525kWhで、1年の電力の34.4%が1〜3月に集中
  • 給湯(電気温水器・エコキュートなど)は人数が少なくても一定の電力がかかり、割高に感じやすい
  • IH・エコキュートで契約容量が大きめになり、基本料金も上がりがち
  • 賃貸でも電力会社・プランは入居者が選べることが多い
  • 節約の基本は、安い夜間時間帯に給湯・家事を寄せること
一般的な一人暮らしの電気代の平均を確認する 地域別・季節別の単身データ

平均の目安(考え方)

金額の平均を、一人暮らしでオール電化の世帯だけで集計した公的な統計はありません。間取り・断熱・生活時間帯で大きく変わるためです。判断の出発点になるのは、単身世帯の電気代の平均が月7,337円という総務省の家計調査(令和7年・2025年平均)の数字です(出典: 総務省 家計調査(令和7年・2025年平均)、e-Stat 統計表0003000797、2026-08-26 取得)。

ただし使用量(kWh)なら、公的な調査で確かめられます。環境省が全国の世帯を対象に行っている調査には、家庭で使っているエネルギーの種類別の集計があり、「電気のみを使用」がオール電化にあたります。

単身のオール電化は、ガス併用の何倍の電気を使うか

単身世帯で見ると、電気のみを使う世帯の電気使用量は月351kWh、電気と都市ガスを使う世帯は月181kWhでした。倍率は1.94倍です。

これを東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bで本体料金(基本料金+電力量料金)に直すと、月351kWhで13,128円、月181kWhで6,732円。差は月6,397円になります。いっぽう単身世帯が払っているガス代は、家計調査で月2,999円です。

使用量は環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」令和5年度(全国)(e-Stat 表番号 0004029148、2026-08-31 取得)。年間のエネルギー消費量(GJ)を 1kWh=3.6MJ で換算し12で割った値です。金額は東京電力エナジーパートナー 従量電灯Bの単価による当サイトの計算で(単価の取得日 2026-06-11)、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は含みません。

つまり浮くガス代よりも、増える電気代のほうが大きいという関係は単身でも変わりません。オール電化が成り立つのは、増えるぶんを割安な時間帯の単価で買えるからです。ふつうの従量電灯のまま使っていると、この前提が崩れます。

参考までに、同じ調査で世帯人数別に見た1人世帯(オール電化かどうかを問わないすべての世帯)の電気使用量は月201kWhでした。オール電化の351kWhは、その約1.7倍にあたります。検針票の使用量がこの水準の近くにあるなら、オール電化としては普通の使い方だと考えてよいでしょう。

比べるなら「電気代だけ」ではなく「電気+ガス」と

単身世帯の光熱・水道は月13,333円で、内訳は電気7,337円・ガス2,999円・灯油など861円・上下水道2,136円。電気代が占めるのは55%です。

オール電化にはガス代がないので、電気代だけを7,337円と比べれば必ず高く出ます。判断したいなら、電気とガスを足した10,336円と自分の電気代を並べてください。ここを超えていれば、使い方かプランに見直しどころがあります。

総務省 家計調査(令和7年・2025年平均)の単身世帯(e-Stat 表番号 0003000797・用途分類、2026-08-26 取得)。各項目はそれぞれ集計して端数処理しているため、内訳を足した額と光熱・水道の額は数円ずれることがあります。

単身のオール電化はどれくらいいるのか

同じ調査の世帯数で見ると、単身でオール電化なのは2,435世帯、都市ガスを併用しているのが17,042世帯。単身のうちオール電化は12.5%で、多数派ではありません。

まわりに同じ条件の人が少ないぶん、「うちだけ高いのでは」と感じやすくなります。比べる相手を間違えないことが、この記事でいちばん伝えたいところです。

一人でも高くなる理由

一人暮らしなのに電気代が高い、と感じるのには理由があります。

とくに給湯は、一人暮らしでも電気代に占める割合が大きくなりがちです。資源エネルギー庁の示す事例では、1kWhあたりの料金で見るとオール電化は割安とされますが、給湯・暖房も電気でまかなうため使用電力量そのものは多くなります(契約プランや使う時間帯により有利・不利は変わります。出典: 資源エネルギー庁 オール電化住宅の電気代を考える、2026-06-06 取得)。

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冬にどれだけ上がるか

一人暮らしのオール電化でいちばん驚くのが、冬の請求です。同じ調査で単身世帯の月ごとの電気使用量を見ると、いちばん少ない6月の253kWhから、いちばん多い1月の525kWhまで動きます。差は272kWh、2.08倍です。

ガスを併用している単身世帯は、同じ1年で136kWh〜225kWhの89kWhの幅にとどまります。振れ幅そのものが3.1倍ちがいます。

オール電化 電気+都市ガス 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 525 単位:kWh/月(横軸は月)
単身のオール電化は1月に跳ね上がります。ガス併用の振れ幅は、これよりずっと小さく収まります。

環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」令和5年度(全国)(e-Stat 表番号 0004029141、2026-08-31 取得)。2023年4月〜2024年3月の各月の平均を、1kWh=3.6MJ で換算した値です。各月を丸めた値のため、12か月を足した数字は年間の集計から換算した値と1kWh程度ずれることがあります。

1年の電力の3分の1が、1〜3月に集まる

12か月を足すと、単身のオール電化世帯が1年に使う電気は4,207kWh。そのうち1〜3月の3か月で1,448kWh、34.4%を占めます。1年の4分の1の期間に、3分の1の電力が集まっている計算です。

ガスを併用している単身世帯でも1〜3月は29.3%で、冬に偏ること自体は同じ。ただしオール電化は総量が大きいので、同じ偏りでも金額の振れ幅が違ってきます。節約の工夫をするなら、効くのはこの3か月です。

外の気温が下がるほど、お湯を沸かすのに必要な電力は増えます。暖房も加わるので、給湯と暖房の両方が電気の家では冬にまとめて効いてきます。冬の1か月だけを見て「異常に高い」と判断しないでください。年間を通した合計で見るか、去年の同じ月と比べるのが確実です。

給湯器の種類で、電気代は変わる

オール電化の給湯器には大きく2種類あります。空気の熱を利用してお湯を沸かすエコキュート(ヒートポンプ式)と、電気ヒーターで直接お湯を沸かす電気温水器です。同じお湯を作るのに必要な電力が違います。

住まい給湯器の種類電気使用量(月)世帯数
全国 エコキュート(ヒートポンプ式) 528kWh 16,188
全国 電気温水器 457kWh 6,906
一戸建て エコキュート(ヒートポンプ式) 554kWh 14,711
一戸建て 電気温水器 619kWh 3,203
集合住宅 エコキュート(ヒートポンプ式) 272kWh 1,477
集合住宅 電気温水器 317kWh 3,704

環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」令和5年度(全国)(e-Stat 表番号 0004029151、2026-08-31 取得)。年間のエネルギー消費量(GJ)を 1kWh=3.6MJ で換算し12で割った値です。これは「その給湯器を持つ世帯が使った電気の総量」であり、給湯だけの消費量ではありません。世帯数は抽出率を調整した値です。

表の全国の行だけ、エコキュートのほうが多くなっています。これは給湯器の性能ではなく、住まいの構成が違うためです。エコキュートは一戸建てに集中していて(16,188世帯のうち91%)、電気温水器は54%が集合住宅にあります。集合住宅はもともと使う電気が少ないので、電気温水器の全国平均が引き下げられる形です。給湯器の違いを見るなら、住まいの形をそろえた行で比べてください。

全国・エコキュート 528 全国・電気温水器 457 一戸建て・エコキュート 554 一戸建て・電気温水器 619 集合住宅・エコキュート 272 集合住宅・電気温水器 317 単位:kWh/月
住まいの形をそろえて比べると、一戸建てでも集合住宅でも電気温水器の世帯のほうが多く使っています。

集合住宅に多いのは、電気温水器のほう

一人暮らしのオール電化は集合住宅であることが多くなります。電気でお湯を沸かす2種類(エコキュートと電気温水器)だけで比べると、集合住宅では電気温水器が71%(3,704世帯に対しエコキュートは1,477世帯)。いっぽう一戸建てではエコキュートが82%です。集合住宅全体に対する割合ではなく、電気の給湯器を持つ世帯の中での内訳である点に注意してください。集合住宅のオール電化物件を借りるなら、どちらの給湯器が入っているかを確かめておきたいということです。

集合住宅で見ると、電気温水器の世帯は月317kWh、エコキュートの世帯は月272kWhで、差は45kWh。従量電灯Bの300kWh超の単価(40.49円/kWh)で買うと仮定すると、月1,822円ほどの違いになります。

ただしこの数字は給湯だけの差ではありません。給湯器の種類が違えば住まいの設備や広さも違いやすく、その分も含んだ結果です。それでも、給湯器の種類ごとに世帯全体の電気使用量の水準に差が出ている、という傾向は確認できます。

自分の家のどちらかを見分ける

賃貸だと、入居時に説明されないまま使っていることがあります。次のように見分けられます。

どちらかは入居者には変えられません。設備が電気温水器なら、お湯を沸かす電力そのものは減らせない前提で、いつ沸かすか(プランの割安な時間帯とそろっているか)を確認するほうが現実的です。

賃貸オール電化の注意点

一人暮らしでオール電化というと、賃貸マンション・アパートのケースが多くなります。賃貸ならではの注意点を押さえておきましょう。

物件を選ぶ段階なら、オール電化の電気代の傾向を理解したうえで、生活リズムに合うかを見ておきましょう。引越しに伴う電気の手続きは引越しの電気手続きにまとめています。

夜間の割安幅は、思っているより小さい

「オール電化は夜が安い」と言われますが、いくら安いのかを見た人は多くありません。東京電力エナジーパートナーのオール電化向けプラン「スマートライフ(オール電化)」の単価は次のとおりです。

項目単価
基本料金10Aにつき 311.75円
電力量料金(午前6時〜翌午前1時)35.76円/kWh
電力量料金(午前1時〜午前6時)27.86円/kWh
最低月額料金328.08円

東京電力エナジーパートナー スマートライフ(オール電化)(2026-08-26 取得)。本体単価のみで、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は含みません。単価は改定されることがあるため、契約前に公式の料金表で確認してください。

「夜間」は午前1時から午前6時までの5時間

まず時間帯を確かめてください。割安になるのは午前1時〜午前6時の5時間だけです。22時や23時に洗濯を回しても、この区分では割安な時間帯に入りません。夜のうちに寄せたつもりで、実は高いほうの時間帯で使っていた、ということが起こります。

給湯器の沸き上げがいつ動いているかも同じです。賃貸では設定を自分で変えられないことがあり、その場合はプランの時間帯と設備の動く時間がずれたままになります。管理会社に沸き上げ時刻を確認できるか聞いてみてください。

基本料金の決まり方が、ガス併用の家と違うことがある

同じ料金表に、契約の種類が2つ載っています。ひとつはアンペアブレーカーによる契約(10A〜60A)、もうひとつは主開閉器の容量に応じた6kVA以上の契約で、こちらは1kVAにつき311.75円です。

オール電化の設備が入っている住まいでは、後者になっていることがあります。6kVAなら基本料金は月1,871円。ガス併用で30A契約なら935円なので、電気を1kWhも使わなくても、月935円の差がつきます。「留守にしていたのに高かった」と感じる理由のひとつがここです。

自分の契約がどちらかは、検針票か電力会社のマイページに書かれています。契約アンペアの考え方は契約アンペアの選び方にまとめています。

夜に寄せると、いくら変わるか

昼と夜の単価差は1kWhあたり7.9円です。この差に、夜間へ動かせた電力量をかけたぶんが効果になります。

夜間に寄せられた量(月)月の差年の差
100kWh 790円 9,480円
150kWh 1,185円 14,220円
200kWh 1,580円 18,960円

単身のオール電化が使う月351kWhのうち、給湯にあたるぶんを夜間へ寄せられれば、この表の水準の差が出ます。逆に言うと、時間帯を整えても単価差の範囲までしか変わりません。それ以上を求めるなら、プランや電力会社そのものを見直す話になります。

なお同社の案内には、契約の種類によっては新規の受付を停止しているものがあると書かれています。いま入れるプランがどれかは、契約前に必ず公式で確認してください。

実際いくらになるのか、試算してみる

ここまでの数字を組み合わせると、単身のオール電化がいくらになるかの目安が出せます。使用量は環境省調査の月351kWh、単価は東京電力エナジーパートナーの「スマートライフ(オール電化)」、契約は6kVAとして計算しました。

使い方割高な時間帯割安な時間帯本体料金の目安(月)
すべて割高な時間帯 351kWh 0kWh 14,422円
給湯ぶん(150kWh)を夜間へ 201kWh 150kWh 13,237円
半分を夜間へ 175kWh 176kWh 13,032円

使用量は環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」令和5年度(全国)の単身・電気のみ(2026-08-31 取得)、単価は東京電力エナジーパートナー スマートライフ(オール電化)(2026-08-26 取得)による当サイトの計算です。基本料金は主開閉器6kVAの契約として1,871円で計算しました。燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は含みません。使用量は全国平均で、東京電力エリアの値ではありません。

比較の相手も、参考として同じ単身の平均から置いてみます。なおガス代は東京ガスなどの料金表ではなく、家計調査の全国平均を使っています。ガスを併用する単身世帯は電気が月181kWhなので、従量電灯Bの30A契約で6,732円。ここに家計調査のガス代2,999円を足すと、光熱費は9,731円になります。

並べると、オール電化は夜間へ寄せてもガス併用より高い水準に見えます。ただしこれは平均の使用量を当てはめた計算で、実際の差は自分の使用量・住むエリア・契約容量で変わります。とくに使用量は住まいの断熱や給湯器の種類で大きく動くので、この表は「自分の検針票を当てはめる型」として使ってください。

もうひとつ、一人暮らしならではの事情があります。基本料金も、タンクの保温にかかる電力も、住む人が1人でも2人でも大きくは変わりません。人数で割れない固定的な部分の比重が、単身ではいちばん重くなります。世帯人数が増えるほどこの不利は薄まります。

いま住んでいる家でこの計算をするなら、検針票の使用量(kWh)と契約容量、それに契約中のプランの昼夜の単価があれば足ります。3つとも検針票か電力会社のマイページに載っています。

一人暮らしの節約のコツ

オール電化の節約は、使う量を減らすより「いつ使うか」を整えるほうが効きます。一人暮らしでも実践しやすいものを挙げます。

使い方を整えても高いと感じるなら、料金プランや電力会社の見直しが次の一手です。手順は電力会社の乗り換え方法にまとめています。特定の会社をランキングで推すことはしません。

一人暮らしで効くメリットと、つまずきやすい点

金額の話だけでは決められません。一人暮らしの生活で実際に効いてくるところを整理します。

効いてくるメリット

つまずきやすい点

一人暮らしで湯切れが起きるとき

タンクの大きさは世帯人数を想定して決まっているので、単身向けの物件では小さめのものが入っていることがあります。ふだん一人で使うぶんには足りていても、次のような場面で足りなくなります。

湯切れしたときは昼間に沸き増しすることになり、割高な時間帯の電力を使います。お湯を多く使う予定がある日は、前の晩の設定を増やしておくほうが結果的に安く済みます。設定を変えられない賃貸なら、使う順番をずらすくらいしか手がありません。この点は入居前に確認しておきたいところです。

向く人・向かない人

向いている人不利になりやすい人
日中の在宅が少ない(外出・出社が多い)在宅ワークなどで日中ずっと電気を使う
夜間に給湯・家事を寄せられる夜間に電気を使いにくい生活リズム
シャワー中心で給湯量が少なめ毎日湯船にためてお湯を多く使う

向き不向きは生活リズムで決まります。一人暮らしだからオール電化は損、と一概に決めつける必要はありません。

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※ご解約・契約内容の変更は取り扱っておりません。ご契約中の電力会社へ直接ご連絡ください。

よくある質問

Q: オール電化の一人暮らしは、ガス併用より電気をどれだけ多く使う?

A: 環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」(令和5年度・全国)で単身世帯を見ると、電気のみを使う世帯(オール電化)は月351kWh、電気と都市ガスを使う世帯は月181kWhで、約1.94倍でした(年間のエネルギー消費量から換算)。金額で比べるときは、オール電化にはガス代がかからない点も合わせて見てください。

Q: オール電化の「夜間が安い時間帯」は何時から何時まで?

A: プランによって違います。東京電力エナジーパートナーの「スマートライフ(オール電化)」では、割安になるのは午前1時〜午前6時の5時間で、それ以外の午前6時〜翌午前1時は35.76円/kWh、午前1時〜午前6時は27.86円/kWhです(2026-08-26 取得、本体単価のみ)。22時や23時に家事を回しても割安な時間帯には入らないため、契約中のプランの時間帯区分を必ず確認してください。給湯器の沸き上げ時刻がこの時間帯とずれていないかも重要です。

Q: オール電化の一人暮らしの電気代は平均いくら?

A: 金額の平均を、一人暮らしでオール電化の世帯だけで集計した公的な統計はありません。出発点になるのは、単身世帯の電気代の平均が月7,337円(令和7年・2025年)という総務省の家計調査です。ただし使用量なら公的データがあり、環境省の調査では単身でオール電化の世帯は月351kWh、ガス併用は月181kWhでした(令和5年度)。電気代だけを7,337円と比べると必ず高く出るので、判断するなら電気とガスを足した10,336円と並べてください。季節差が大きく、冬は給湯と暖房で跳ね上がりやすいのも特徴です。

Q: なぜ一人暮らしなのにオール電化だと電気代が高い?

A: 人数が少なくても、給湯(電気温水器・エコキュートなど)は使う量ほどには下がりにくく、一定の電力がかかるためです。さらにIHやエコキュートを使うぶん契約容量が大きめになり、基本料金も上がりがち。日中に在宅すると割高な昼間料金が増えることも一因です。留守がちでも給湯の保温などで一定額がかかるため、「使っていないのに高い」と感じやすいでしょう。

Q: 賃貸のオール電化でも電力会社は選べる?

A: 多くの場合は選べます。賃貸でも電気の契約者は入居者なので、電力会社や料金プランは入居者が選べるのが原則です。ただし高圧一括受電や建物全体で一括供給する物件などでは選べないことがあるため、変更前に管理会社へ契約形態を確認すると安心。オール電化向けの時間帯別プランを扱う会社かどうか、夜間の単価が生活に合うかもあわせて見てください。

Q: オール電化の一人暮らしで電気代を抑えるには?

A: 基本は「安い夜間時間帯に電気を寄せる」ことです。エコキュートの沸き上げや洗濯を夜間に動かし、昼間のピーク時間帯は大きな電力を避けると効きます。給湯の設定温度を見直す、不在が多いなら沸き上げ量を抑える設定にするのも有効でしょう。それでも高いと感じるなら、料金プランが今の生活に合っているか見直すのが次の一手です。

Q: オール電化の一人暮らしは向いている?

A: 生活リズムで変わります。日中の在宅が少なく、夜間に給湯や家事を寄せられる単身者は、夜間割安プランの恩恵を受けやすく向いています。逆に在宅ワークなどで日中ずっと電気を使う人は、割高な昼間料金が増えて不利になりがち。賃貸でオール電化物件を選ぶときは、電気代の傾向を理解したうえで判断するとよいでしょう。

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