除湿機の電気代はいくら?方式別(コンプレッサー・デシカント)の目安と節約
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除湿機を選ぶとき、つい除湿能力やタンク容量に目が向きますが、電気代を左右するのは実は「方式」です。同じように湿気を取っているように見えて、しくみが違えば消費電力は2倍前後も変わってくる。コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式という3つの方式は、ここで知っておく価値があります。このページでは方式別の電気代の目安から、それぞれの得意・不得意、エアコン除湿との比べ方、部屋干しでの節約までを見ていきます。数値はメーカーの製品仕様値と公的資料をもとにしました。
この記事のまとめ
- 除湿機の電気代は方式で差が出る。1時間あたりコンプレッサー式約4〜12円、デシカント式約9〜19円(機種・除湿能力で変動)
- 夏に省エネなのはコンプレッサー式、冬に強いのはデシカント式(電力は多め)
- ハイブリッド式は機種・世代で電気代の差が大きい(従来型はコンプレッサー+デシカントを切替)
- 部屋干しは数時間で十分。湿度設定・自動運転で無駄な運転を減らす
- 選ぶときは部屋の広さに合った除湿能力。小さすぎても大きすぎても損
除湿機の電気代の目安(方式別)
除湿機の電気代は、除湿のしくみ(方式)でほぼ決まります。3つの方式について、消費電力と電気代の目安を下表にまとめました(消費電力と目安単価31円/kWhから試算した概算で、機種や除湿能力により幅があります)。
| 方式 | 消費電力の目安 | 1時間 | 1日(6時間) |
|---|---|---|---|
| コンプレッサー式 | 約130〜400W | 約4〜12円 | 約24〜74円 |
| デシカント式 | 約290〜600W | 約9〜19円 | 約54〜112円 |
| ハイブリッド式 | 機種・世代で差大 | 約6〜26円 | 約36〜156円 |
計算式は「消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×目安単価31円/kWh」。たとえば消費電力300Wのデシカント式を1日6時間使うと、300÷1000×6×31=約56円。部屋干しは6時間ほどで乾くことが多く、1ヶ月毎日(6時間)使っても、表の範囲ではコンプレッサー式・デシカント式が約700〜3,400円程度、消費電力の大きいハイブリッド式で約4,700円までが目安。消費電力は除湿能力・機種で幅があります。
出典: 各社(コロナ・三菱電機・パナソニック・シャープ・アイリスオーヤマ等)の製品仕様(型番・運転モードで異なるため範囲で表記)、方式特性は北海道立消費生活センター「除湿機の方式別性能」を参照、目安単価31円/kWh(家電公取協の目安。2026-06-09 取得)。
3つの方式の違いと電気代
方式によって電気代が変わるのは、湿気の取り方そのものが違うからです。そして取り方が違えば、得意な季節や使いどころも分かれてきます。
| 方式 | しくみ | 電気代・特徴 |
|---|---|---|
| コンプレッサー式 | 空気を冷やして水分を結露させて取る(エアコンの除湿に近い) | 省エネ。夏に強く室温が上がりにくい。冬は除湿力が落ちる |
| デシカント式 | ゼオライト(乾燥剤)に吸わせ、ヒーターで温めて水分を出す | 電力は多め。冬でも除湿力が落ちにくいが室温が上がりやすい |
| ハイブリッド式 | 従来型はコンプレッサーとデシカントを気温で使い分ける(現行のエコ・ハイブリッドは別方式) | 機種・世代で電気代の差が大きい。本体価格は高め |
選び方の目安はこうです。夏の部屋干しが中心で電気代を抑えたいなら、コンプレッサー式。冬の結露対策まで見据えるなら、消費電力は増えてもデシカント式やハイブリッド式。そして一年を通してしっかり使うなら、初期費用は張るものの、電気代と実用のバランスをとりやすいのはハイブリッド式です。
除湿機とエアコン除湿、どちらが安い
「除湿するなら、エアコンと除湿機どっちが得なの?」。これもよく聞かれますが、答えは使う場面しだい。どちらが安いと一括りにはできません。
- 部屋全体を涼しくしながら除湿したい → エアコンの弱冷房除湿が効率的
- 洗濯物の近くでピンポイントに乾かしたい → 除湿機が向く
- 気温の低い冬や、エアコンのない脱衣所・クローゼット → 除湿機が活躍
ポイントは、エアコンの除湿にも種類があること。電気代を抑えやすい弱冷房除湿と、同条件では高めになりやすい再熱除湿です。もし手持ちのエアコンが再熱除湿なら、コンプレッサー式の除湿機を回したほうが安く済むこともあります。エアコン側の除湿のしくみはエアコンの電気代のページで詳しく取り上げています。
エアコンの電気代を見る 冷房・暖房・除湿の目安と節約のコツ部屋干しでの電気代と節約のコツ
除湿機の電気代は、結局のところ運転時間で決まります。つまり、いかに短時間で乾かすかがそのまま節約に直結します。
- 湿度設定や自動運転を使い、乾いたら止まるようにする
- 洗濯物の間隔をあけ、除湿機の風が全体に当たるよう配置する
- サーキュレーターや扇風機を併用して空気を回す(電気代は1時間1円前後)
- 脱衣所や浴室の入口に置いて浴室へ送風し(浴室内には置かない/防水ではない)、窓を閉めて使うと早く乾く
- 夏中心ならコンプレッサー式、冬も使うならハイブリッド式を選ぶ
ただ、除湿機ひとつで削れる額には限りがあります。「梅雨や冬になると電気代が上がる」と感じるなら、エアコンや乾燥機まで含めた家全体の使い方と、契約プランをあわせて見直すのが効果的です。使用量と地域から料金プランを点検するのも一案。原因の切り分け方は電気代が高い理由のページで解説しています。
除湿機の電気代を下げる方法
ここまでの話とあわせて、買うとき・使うときに効く節約を一覧にしておきます。
- 使う季節に合った方式を選ぶ(夏=コンプレッサー、通年=ハイブリッド)
- 部屋の広さに合う除湿能力を選ぶ(小さすぎると運転時間が延びる)
- フィルターをこまめに掃除する(目詰まりで効率が落ちる)
- タンクが満水になる前に捨て、連続排水できる機種はホースを使う
- 家全体の電気代が気になるなら、契約プランの見直しもあわせて検討する
よくある質問
Q: 除湿機の電気代は1時間いくら?
A: 方式で大きく変わります。目安はコンプレッサー式が約4〜12円、デシカント式が約9〜19円、ハイブリッド式は機種差が大きく約6〜26円。デシカント式はヒーターで温めて除湿するぶん電力を多く使い、コンプレッサー式が省エネです。正確には「消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×目安単価31円/kWh」で計算できます。
Q: コンプレッサー式とデシカント式、電気代が安いのはどっち?
A: コンプレッサー式のほうが省エネで、とくに気温の高い夏は効率よく除湿できます。デシカント式はゼオライトという乾燥剤とヒーターで除湿するため消費電力が大きい代わりに、気温の低い冬でもパワーが落ちにくいのが特徴。電気代重視ならコンプレッサー式、冬の結露対策も重視するならハイブリッド式が向いています。
Q: 除湿機とエアコンの除湿、電気代が安いのはどっち?
A: 一概には言えません。エアコンの弱冷房除湿は、コンプレッサー式の除湿機と同程度かやや安いことがある一方、再熱除湿のエアコンは同条件では電気代が高めになりやすいものの、機種や条件で逆転することもあります。部屋全体を冷やしながら除湿するならエアコン、狭い空間で洗濯物をピンポイントに乾かすなら除湿機、と使い分けると無駄がありません。
Q: 除湿機をつけっぱなしにすると電気代は高くなる?
A: 方式と運転時間しだいです。部屋干しなら数時間で乾くことが多く、24時間つけっぱなしにする必要はありません。乾いたら止まる「湿度設定」や「自動運転」を使えば、無駄な運転を減らせます。長時間使うほど方式による差が積み上がるため、よく使う家庭ほど省エネのコンプレッサー式が効いてきます。
Q: 電気代を抑える除湿機の選び方は?
A: 部屋の広さに合った除湿能力を選んだうえで、夏中心ならコンプレッサー式、冬も使うならハイブリッド式が省エネと実用のバランスがよい選択。能力が小さすぎると運転時間が延びてかえって電気代がかさみ、大きすぎると本体価格が上がります。使う季節と部屋の広さから、ちょうどよい1台を選ぶのがコツです。
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