IHクッキングヒーターの電気代はいくら?1食・1ヶ月の目安とガスとの比較
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IHの電気代は、強火をどれだけの時間使うかで跳ねます。煮込みのように弱めの火でコトコト続ける料理は意外と安く、逆に最大火力で一気に加熱する場面が多いほど上がります。中火(1,000W前後)の調理なら1食10円ほど、最大の3,000Wを長めに使えば30円近くになることも。ここでは火力別の目安、ガスコンロとの比べ方、オール電化との関係を順に見ていきます。数値はカタログ値と資源エネルギー庁の省エネ情報を出典つきで示します。
この記事のまとめ
- IHの電気代は1食およそ10〜30円、自炊中心で月600〜1,500円が目安
- 効くのは強火の時間。中火1,000W前後が中心で、最大3,000Wは一時的に使う上限
- ガスとの比較は料金単価しだいで、一概にどちらが安いとは言えない
- オール電化ではIHと給湯を電気でまかなうため使用量が増える
- 計算式は、消費電力(W)÷1000×時間(h)×31円
IHクッキングヒーターの電気代の目安(火力別)
火力と調理時間の組み合わせで、1食あたりの目安を並べます。家庭の調理は中火(1,000W前後)が中心になりやすいので、まずはそこを基準に見てください。表の一番下にある3,000Wは最大火力で、ふだんから連続で使う火力ではなく「長めに使うとここまで上がる」という上限の目安です。目安単価31円/kWhで試算した概算なので、機種や調理内容で前後します(省エネ性能は資源エネルギー庁 省エネ型製品情報サイトで比較できます、2026-06-08 取得)。
| 火力・消費電力の目安 | 調理時間 | 電気代 |
|---|---|---|
| 弱火(500W前後) | 20分 | 約5円 |
| 中火(1,000W前後)/よく使う火力 | 20分 | 約10円 |
| やや強火(1,500W前後) | 15分 | 約12円 |
| 強火(2,000W前後) | 10分 | 約10円 |
| 最大(3,000W)を長めに使う上限例 | 20分 | 約31円 |
ふだんの調理は中火(1,000W前後)が中心で、1食はおよそ10円。実際には沸騰させるまで強火、あとは弱めて煮る、といった具合に火力が変わるので、最大の3,000Wを20分も使い続けることはまずありません。一番下の行はあくまで上限の目安と考えてください。揚げ物のように高い火力を保つ料理が多いと上がり、温め直しや短時間の調理が中心なら低く収まります。複数の口を同時に使えば、その分はさらに上乗せと考えてください。
火力で消費電力が変わるしくみ
IHクッキングヒーターは、火力の設定で消費電力が大きく変わります。弱火なら数百W、中火で1,000W前後、強火では1口で2,000〜3,000Wに達します。電気代は消費電力と時間の掛け算なので、強火で長く使うほど電気代は高くなると考えてください。
複数の口を同時に使うと、それぞれの消費電力が合算されます。多くのIHには、同時使用時に合計の消費電力を抑える機能があり、片方の火力が自動で下がることも。電気代を考えるときは、「どの火力で・何分・いくつの口を使うか」をイメージすると、実態に近い見積もりができます。
ガスコンロとの光熱費の比べ方
IHクッキングヒーターとガスコンロは、かかる光熱費の種類が違うため、単純な比較が難しいです。IHは電気代、ガスコンロはガス代がかかります。どちらが安いかは、電気とガスの料金単価、使う頻度、調理の内容で変わります。
| 項目 | IHクッキングヒーター | ガスコンロ |
|---|---|---|
| かかる費用 | 電気代 | ガス代 |
| 熱効率 | 高め(鍋に直接伝わる) | 炎の熱が周囲に逃げやすい |
| 料金単価の差 | 電力会社・プランで変動 | 都市ガス・プロパンで大きく差 |
IHは熱効率が高く、鍋に伝わる熱のロスが少ないのが特徴です。一方ガスは、都市ガスかプロパンガスかで料金単価が大きく異なり、地域や契約によって光熱費が変わります。光熱費だけでなく、初期費用や使える調理器具、好みも含めて選ぶのが現実的です。光熱費の単価を整理したいときは、電気・ガスの料金プランそのものの見直しも合わせて検討するとよいでしょう。
オール電化の電気代も見る オール電化の料金の考え方と節約オール電化との関係
IHクッキングヒーターは、ガスを使わず電気で調理するため、オール電化住宅でよく採用されます。オール電化では、給湯(エコキュート)も調理(IH)もすべて電気でまかなうため、ガスの基本料金がかからない代わりに、電気の使用量は増えがち。
オール電化向けには、夜間の電気料金が割安なプランが用意されていることが多く、エコキュートの湯沸かしを夜間に行うなど、時間帯を意識した使い方で電気代を抑えやすくなります。IH単体の電気代は上記の計算式で見積もれますが、オール電化全体の電気代の考え方はオール電化の電気代のページで詳しく解説しています。
消費電力から計算する
IHクッキングヒーターの電気代は、火力ごとの消費電力(W)から計算できます。式は、消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×目安単価31円/kWh。たとえば1,500Wの火力で20分(20÷60時間)調理すると、1,500÷1000×(20÷60)×31=約15.5円になります。
複数の口を使うときは、それぞれの消費電力で計算して合算しましょう。自分のIHの火力ごとの消費電力は、本体や取扱説明書、メーカーのサイトで確認できます。よく作る料理の火力と時間で計算すると、1食あたりの電気代が見えてきます。家電別の計算式は電気代の計算方法でまとめています。
IHクッキングヒーターの電気代を下げるコツ
IHの電気代は火力と時間に比例するので、強火を使う時間を減らす工夫が効果的でしょう。
- 火力を必要以上に上げない(中火で足りる調理が多い)
- IH対応で底が平らな鍋・フライパンを使い、熱を効率よく伝える
- 余熱を活用し、早めに火を弱める・止める
- ふたをして加熱時間を短くする
- 複数の口を同時に使いすぎない
IHの使い方を見直しても家全体の電気代が高いと感じるなら、契約プランそのものが生活に合っていない可能性もあります。とくにオール電化は使用量が多いため、プランの選び方で電気代が変わります。原因の切り分け方は電気代が高い理由、安くする方法は電気代を安くする方法のページで解説しています。
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Q: IHクッキングヒーターの電気代は1食いくら?
A: 調理時間と火力によりますが、1食あたりおよそ10〜30円が目安です。IHの消費電力は火力で大きく変わり、強火だと1口で2,000〜3,000Wほど、中火なら1,000W前後。たとえば1,500Wで20分調理すると、1,500÷1000×(20÷60)×目安単価31円/kWh=約15.5円です。複数の口を同時に使えば、その分が上乗せになると考えてください。
Q: IHクッキングヒーターの電気代は1ヶ月でどれくらい?
A: 1日に何食つくるかで変わりますが、1日2〜3食の自炊で月およそ600〜1,500円が目安です。1食10〜30円として、回数と品数をかければ見積もれます。揚げ物や煮込みなど火力と時間が必要な調理が多いと高くなり、温め直しや短時間の調理が中心なら低めに収まるでしょう。
Q: IHクッキングヒーターとガスコンロでは、どちらが光熱費が安い?
A: 一概には言えず、電気・ガスの料金単価や使い方で変わります。IHは電気代、ガスコンロはガス代がかかるため、単純な比較は難しいもの。一般に、IHは熱効率が高く鍋に伝わる熱のロスが少ない一方、ガスは料金単価が地域や契約で大きく異なります。光熱費だけでなく、初期費用・調理器具・好みも含めて選ぶとよいでしょう。
Q: IHクッキングヒーターはオール電化と関係がある?
A: IHクッキングヒーターは、ガスを使わず電気で調理するため、オール電化住宅でよく採用されます。オール電化では、給湯(エコキュート)や調理(IH)をすべて電気でまかなうため、ガスの基本料金がかからない一方、電気の使用量は増えがち。オール電化向けの電気代の考え方は、オール電化の電気代のページで解説しています。
Q: IHクッキングヒーターの電気代を下げるコツは?
A: 火力を必要以上に上げない、鍋やフライパンはIH対応で底が平らなものを使う、余熱を活用する、複数の口を同時に使いすぎない、ふたをして加熱時間を短くする、といった工夫が効きます。IHの電気代は火力と時間に比例するので、強火を使う時間を減らすと効果的。あわせて、家全体の電気代が高いと感じるなら、契約プランの見直しもおすすめです。
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