食洗機の電気代はいくら?手洗いとの比較と節約のコツ
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食洗機で電気を食うのは、実は「洗う」よりも「お湯を作る」工程と「乾かす」工程です。庫内で湯を沸かし、最後にヒーターで食器を乾かす。この2つにまとまった電力がかかるので、洗うだけの家電より1回の電気代は少し大きめになります。とはいえ使う水は手洗いよりずっと少なく、水道代まで含めた光熱費で見ると手洗いを下回るケースも珍しくありません。1回・1ヶ月の目安、手洗いとの比べ方、消費電力からの計算、節約のコツまで順に見ていきます。数値は資源エネルギー庁の省エネ情報と各社カタログ値を参照し、出典は本文に明示しました。
この記事のまとめ
- 食洗機の電気代は標準コースで1回およそ15〜30円が目安
- 電気代の主因は乾燥工程(次に洗いの湯を沸かす加熱)
- 使う水が少ないため、水道代込みなら手洗いより安いことも
- 送風・自然乾燥に切り替えると1回の電気代を下げやすい
- 正確には1回の消費電力量(Wh)÷1000×31円で計算できる
食洗機の電気代の目安(1回・1ヶ月)
まずは標準コースで1回回したときの目安を、据え置きの卓上型とシンク下のビルトイン型で並べてみます。下表は1回あたりの消費電力量と目安単価31円/kWhから試算した概算です。同じタイプでも、機種・コース・食器の量で金額は動きます(省エネ性能は資源エネルギー庁 省エネ型製品情報サイトで比較できます、2026-06-08 取得)。手元の正確な金額は、各製品カタログの消費電力量で確認してください。
| タイプ | 消費電力量の目安(1回・標準) | 1回の電気代 | 1ヶ月(1日1回) |
|---|---|---|---|
| 卓上型 | 約500〜800Wh | 約15〜25円 | 約465〜775円 |
| ビルトイン型 | 約600〜1,000Wh | 約19〜31円 | 約560〜930円 |
同じ食洗機でも、運転コースで電気代は変わります。汚れが軽いときの「節約コース」や「スピードコース」は、加熱や運転時間が短く、標準コースより電気代を抑えやすいのが特徴。毎回フルパワーの標準コースで回すより、汚れに合わせてコースを使い分けると無駄が減ります。
乾燥工程が電気代の主因
1回の電気代を工程ごとにばらすと、最も重いのが乾燥です。食器を乾かすのにヒーターで温風や余熱を使うため、ここでぐっと電力を消費します。続いて、洗うための湯を沸かす加熱。洗浄やすすぎでポンプが回るぶんの電力は、それほど大きくありません。
| 工程 | 電力の使われ方 | 節約の方向 |
|---|---|---|
| 乾燥 | ヒーターで温風・余熱を使い最も電力がかかる | 送風・自然乾燥に切り替える |
| 洗いの加熱 | 洗浄用の湯を沸かすのに電力を使う | 汚れが軽ければ低温コースを選ぶ |
| 洗浄・すすぎの運転 | ポンプの動作で使う電力は小さめ | 影響は限定的 |
裏を返せば、乾燥を軽くするだけで1回の電気代はぐっと下げやすくなります。ヒーター乾燥を送風乾燥や自然乾燥に切り替える。洗い終わりに扉を少し開け、庫内の余熱と外気で乾かす。こうした使い方が効きます。食器が熱いうちは水滴が蒸発しやすいので、自然乾燥でも案外しっかり乾いてくれます。
手洗いとの比較(電気・ガス・水道)
「食洗機は電気代がかかるから手洗いのほうが安い」と思われがちですが、光熱費全体で比べると逆転することがあります。手洗いは電気代こそかかりませんが、お湯を使うと給湯のガス代や電気代がかかり、使う水の量も食洗機より多くなりがちだからです。
| 項目 | 食洗機(1回) | 手洗い(お湯使用) |
|---|---|---|
| 電気代 | 約15〜30円かかる | ほぼかからない |
| 給湯のガス・電気代 | 不要(庫内で加熱) | お湯を使うと別途かかる |
| 水の使用量 | 少なめ(水道代を抑えやすい) | 多くなりがち |
食洗機は電気代がかかる一方で、使う水が少なく水道代を抑えやすいのが強みです。手洗いはお湯を流しっぱなしにすると給湯コストと水道代がかさみます。冬にお湯をたくさん使う家庭ほど、食洗機の光熱費メリットが出やすいでしょう。正確な損得は、自分の食洗機の電気代と、手洗いで使うお湯・水の量で変わります。
冷蔵庫の電気代も見る サイズ別・年代別の目安と買い替え効果消費電力から計算する
食洗機の電気代は、カタログに載っている「1回あたりの消費電力量(Wh)」を使うと正確に出せます。式は、消費電力量(Wh)÷1000×電気料金の目安単価31円/kWhです。たとえば1回の消費電力量が700Whなら、700÷1000×31=約21.7円。1日1回使うなら、月でおよそ650円になります。
食洗機は洗い・すすぎ・乾燥で消費電力が変動するため、消費電力(W)から計算するより、カタログの「消費電力量(Wh/回)」を使うほうが実態に近い目安になります。自分の食洗機の数値は、本体のラベルや取扱説明書、メーカーのサイトで確認しましょう。買い替えを検討するときは、この数値を最新モデルのカタログ値と並べると、どれくらい下がるかが分かります。
食洗機の電気代を下げるコツ
乾燥を軸に、すぐ試せる工夫を並べておきます。
- ヒーター乾燥を送風乾燥や自然乾燥に切り替える(電気代の主因を抑える)
- 洗浄後すぐに扉を少し開け、余熱と外気で乾かす
- 食器がまとまってから運転し、回数を減らす(ためすぎて2回に分けるのは逆効果)
- 汚れが軽いときは節約・スピードコースを使う
- 夜間が安い料金プランなら、その時間帯に運転する
食洗機の使い方を見直しても家全体の電気代が高いと感じるなら、契約プランそのものが生活に合っていない可能性もあります。原因の切り分け方は電気代が高い理由、料金の計算方法は電気代の計算方法のページで解説しています。
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Q: 食洗機の電気代は1回いくら?
A: 機種と運転コースで変わりますが、標準コースで1回あたりおよそ15〜30円が目安です。食洗機は庫内で湯を沸かす加熱と、洗い終わりの乾燥に電力を使うため、洗いだけの家電より1回の電気代はやや大きめ。正確には、カタログの「1回あたりの消費電力量(Wh)」に電気料金の目安単価31円/kWhをかけると、1回の電気代が出ます。
Q: 食洗機と手洗いはどちらが安い?
A: 光熱費全体で見ると、食洗機のほうが安くなることが多めです。手洗いはお湯を使うとガスや電気の給湯コストと水道代がかかり、使う水の量も食洗機より多くなりがち。食洗機は電気代こそかかりますが、使う水が少なくてすむため、水道代を含めたトータルでは手洗いと同等か割安になるケースがあります。冬にお湯をたくさん使う家庭ほど、食洗機の差が出やすい傾向です。
Q: 食洗機の電気代は何の工程でいちばんかかる?
A: 乾燥工程が電気代の主因です。食洗機はヒーターで温風や余熱を使って食器を乾かすため、ここで電力を多く使うのが理由。続いて、洗うための湯を沸かす加熱に電力がかかります。逆に言えば、乾燥を控えめにする(送風乾燥や自然乾燥を使う、終わったらすぐ扉を開ける)だけで、1回の電気代を下げやすくなるのですね。
Q: 食洗機の乾燥を止めると電気代は下がる?
A: 下がりやすいです。乾燥は食洗機の電気代の主因なので、ヒーター乾燥を送風乾燥や自然乾燥に切り替えると、その分の電力を抑えられます。洗浄が終わったタイミングで扉を少し開け、庫内の余熱と外気で乾かす方法も効果的。食器が熱いうちは水滴が蒸発しやすいため、自然乾燥でも乾きやすくなります。機種により乾燥の設定方法は異なるので、取扱説明書で確認してください。
Q: 食洗機の電気代を下げるコツは?
A: ヒーター乾燥を送風・自然乾燥に切り替える、食器がまとまってから運転して回数を減らす、予洗いしすぎずに食洗機に任せる、夜間が安い料金プランならその時間に動かす、といった工夫が効きます。食器をためすぎて2回に分けるのは逆効果なので、庫内に入る量でまとめるのがコツ。あわせて、家全体の電気代が高いなら契約プランの見直しもおすすめです。
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