二人暮らしの電気代を比較する|平均12,144円・同棲/共働きタイプ別の目安
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同棲や結婚で二人暮らしを始めた人がまず驚くのは、電気代が一人暮らしの2倍にはならないことでしょう。冷蔵庫もエアコンも照明も、2人で使っても1台で足り、基本料金の契約も1つにまとまります。この「共有のスケールメリット」が効くぶん、1人あたりの電気代はむしろ下がります。とはいえ金額の幅は広く、共働きで2人とも日中いない世帯と、2人そろって在宅勤務の世帯とでは、月に数千円の開きが出るものです。このページでは、自分たちの電気代が平均より高いのかを家計調査の最新データで確かめ、同棲・共働き・在宅といった生活パターン別の目安と、削りどころを見ていきましょう。数値は総務省家計調査・資源エネルギー庁の統計を出典・取得日つきで引用しました。
この記事のまとめ
- 二人暮らしの電気代月平均は12,144円(総務省 家計調査 令和7年・2025年平均)、年間約145,728円
- 一人暮らし7,337円からの増加は月4,807円。2倍にはならず、1人あたりは6,072円に下がる
- 一人暮らしを2人分続ける(14,674円)より、同居の方が月約2,530円・年約30,360円割安
- 共働きで日中不在なら月8,000〜10,000円、在宅勤務2人なら月12,000〜15,000円が目安
- 二人暮らしの標準アンペアは30〜40A。使用量帯は月250〜400kWhで、料金プランの選び方で月額が変わる
二人暮らしの電気代平均(最新データ)
総務省の家計調査(令和7年・2025年平均)によると、2人世帯の電気代月平均は12,144円です(出典: 総務省 家計調査 令和7年(2025年平均)、2026-06-08 取得・e-Stat)。年間換算で約145,728円。世帯人数別に並べると、二人暮らしは単身世帯と4人世帯のちょうど中間にあたります。
| 世帯人数 | 月平均電気代 | 1人あたり |
|---|---|---|
| 単身 | 7,337円 | 7,337円 |
| 2人 | 12,144円 | 6,072円 |
| 3人 | 13,915円 | 4,638円 |
| 4人 | 13,928円 | 3,482円 |
| 5人 | 15,665円 | 3,133円 |
自分の電気代を平均と比べるには、電力会社のマイページで月ごとの使用量(kWh)を確認してください。二人暮らしの使用量は月250〜400kWh程度が目安。共働きで日中不在の世帯は250kWh前後、在宅時間が長い世帯は400kWhを超えることもあります。
一人暮らしから二人暮らしでどう変わるか
一人暮らしから二人暮らしになると、電気代は単身の7,337円から12,144円へ、月4,807円ほど増えます。ところが人数が2倍でも電気代が2倍(14,674円)になるわけではなく、冷蔵庫・照明・エアコン・テレビといった家電を2人で共有すれば使用量はあまり増えないため、1人あたりで見ると7,337円から6,072円に下がります。
この差が、同棲ならではの「スケールメリット」。お互いが一人暮らしを続ければ電気代は2契約分の14,674円ですが、同居すると基本料金が1契約にまとまり、共有家電の重複もなくなるため12,144円で収まります。
| 暮らし方 | 電気代(月) | 年間 |
|---|---|---|
| 別々に一人暮らし(2人分) | 14,674円 | 約176,088円 |
| 同居(二人暮らし) | 12,144円 | 約145,728円 |
| 差額(同居の節約分) | 約2,530円 | 約30,360円 |
電気代だけで年3万円を超える差です。ガス・水道・家賃まで合わせれば、同居による固定費の圧縮はさらに大きくなるでしょう。同棲・結婚で契約を1つにまとめるタイミングは、料金プランを見直す好機にもなります。
世帯タイプ別の電気代
ひとくちに二人暮らしといっても、共働きのDINKSで日中は2人とも留守の家と、どちらかが在宅の家、2人そろってリモートワークの家とでは電気の使い方がまるで違います。調理がガスかIHか、住まいがマンションか一軒家かでも変わります。自分たちの生活に一番近いタイプで、下の表と照らし合わせてください。
| 世帯タイプ | 月額目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 共働き・日中ともに不在 | 8,000〜10,000円 | 平日昼間の使用が少なく、平均より下振れしやすい |
| 片方が在宅 | 10,000〜13,000円 | 日中もエアコン・照明を使い、平均前後に収まる |
| 2人とも在宅勤務 | 12,000〜15,000円 | 平日昼間の冷暖房・PC稼働で使用量が増える |
| オール電化(給湯+IH) | 13,000〜18,000円 | 給湯・調理を電気でまかなう。時間帯別プラン活用が前提 |
| マンション・冷暖房控えめ | 8,000〜10,000円 | 断熱が良く、共用部のおかげで個別使用が抑えられる |
電気代が高くなる原因
平均の12,144円を大きく超えて月15,000〜20,000円台になる二人暮らしは、使い方が特定の要因に偏っていることが多いものです。原因を切り分けると、どこに節約余地があるかが見えてきます。一人暮らしの単純な2倍(14,674円)を超えている場合は、共有家電のメリットを打ち消すほど使用量が増えているサインです。
- 2人とも在宅勤務で、日中の冷暖房とPC稼働が増えている
- エアコンをリビングと寝室で2台使う、古い機種を使っている、つけたり消したりを繰り返している
- 契約アンペアや料金プランが使い方に合っておらず、固定費を払い過ぎている
- オール電化なのに昼間に給湯・調理をして、時間帯別プランの夜間割引を活かせていない
- 10年以上前の冷蔵庫・エアコンなど、消費電力の大きい古い家電が残っている
二人暮らしで電気を多く食う家電を、月いくらかかるかの目安とあわせて並べてみます(一般的な使用条件での目安)。
| 家電 | 月の電気代目安 | 抑えるポイント |
|---|---|---|
| エアコン(2台・夏冬) | 1,500〜4,000円 | 設定温度を1度ゆるめる、フィルター清掃、古い機種の買い替え |
| 冷蔵庫 | 800〜1,200円 | 24時間稼働。10年前の機種は新型より消費電力が大きく、1.5倍前後になる例もある |
| 照明 | 500〜1,000円 | LEDに替えると消費電力は約5分の1 |
| 給湯・IH調理 | 500〜1,500円 | オール電化は夜間に寄せる。ガス併用なら電気代側は小さい |
| テレビ・PC・洗濯乾燥機ほか | 1,000〜2,500円 | 待機電力のカット、乾燥機能の使い方で変わる |
月17,000〜20,000円を超える場合は、古い家電とエアコンの使い方を見直したうえで、契約アンペアと料金プランが2人の生活パターンに合っているかを点検してください。家電の買い替えにすぐ動けないときでも、契約アンペアと料金プランの見直しは電話一本で手続きできます。
季節別の変動
二人暮らしの電気代も、エアコンが動く夏と冬にせり上がります。2人とも在宅で過ごす時間が長い世帯ほど、夏冬の振れ幅は大きくなります。請求書1枚の高い月だけを見て切り替えを焦らず、1年を通した平均で今のプランが合っているかを見てください。
| 季節 | 月額目安 | 主な要因 |
|---|---|---|
| 春(3〜5月) | 8,000〜10,000円 | エアコン不要で、1年のうち安い時期 |
| 夏(6〜8月) | 11,000〜14,000円 | 冷房の使用で増える |
| 秋(9〜11月) | 8,000〜10,000円 | 春と並んで安い時期 |
| 冬(12〜2月) | 12,000〜15,000円 | 暖房と給湯の需要で年間最高になりやすい |
夏より冬のほうが高くつくのは、外気温と室温の差が大きいからです。夏は外35度を冷房28度にして差は7度ほど、冬は外5度を暖房20度にして差は15度ほど。この差を埋めるぶんエアコンの電力が増えます。二人暮らしでは、生活リズムがずれると寝室とリビングで別々にエアコンが回りがちで、暖房が2部屋分になる冬ほど差が広がります。
契約アンペア数の見直し
契約アンペア数は基本料金に直結します。二人暮らしの標準は30Aか40A。同時に使う家電が少ないマンション暮らしなら30A、一軒家でIHやドライヤー・電子レンジを重ねて使う場面が多いなら40Aが安心です。必要以上に大きいアンペアで契約していると、基本料金を毎月余計に払うことになります。
| アンペア数 | 基本料金(月) | 二人暮らし向き |
|---|---|---|
| 30A | 約858円 | マンション、同時使用が少ない世帯 |
| 40A | 約1,144円 | 標準的な二人暮らし(IH・大型家電あり) |
| 50A | 約1,430円 | 一軒家でエアコン2台+IHを同時に使う世帯 |
注意:アンペアを下げすぎると、ドライヤーと電子レンジとエアコンを同時に使った時にブレーカーが落ちやすくなります。2人の生活で同時に使う家電の消費電力を確認してから変更してください。関西電力・中国電力・四国電力エリアは最低料金制のため、アンペア数の選択はありません。
料金プランの比較ポイント
二人暮らしの使用量は月250〜400kWhで、一人暮らしより料金プランの差が出やすい帯です。生活時間帯と使用量から、合うプランを選んでください。
| プランの種類 | 二人暮らし向き | 注意点 |
|---|---|---|
| 従量電灯(大手電力スタンダード) | 使用量が標準的なら無難 | 燃料費調整額に上限があり、変動局面で安心 |
| 時間帯別プラン(夜間割引) | 共働きで夜・休日に家事を寄せられる世帯に有利 | 日中の在宅が長いと逆効果 |
| 新電力の定額・割引プラン | 月数百円〜千円安くなる可能性 | 燃料費調整額に上限があるか確認 |
| ガスセットプラン | ガスも使う世帯は総光熱費を圧縮できる | 解約違約金・契約期間を確認 |
プランは数字だけで決めず、申し込み後の手続きや問い合わせのしやすさまで含めて見ると失敗しにくくなります。電気・ガスの取次窓口(受付9:00〜21:00)では、料金条件に加えて切り替えの流れも電話で確認できます。同棲・結婚・引越しと契約を見直す機会が重なりやすい二人暮らしでは、こうした相談のしやすさが地味に効いてきます。
プラン比較を電話で相談 受付時間 9:00〜21:00 | 取次窓口比較で失敗しないための注意点
二人暮らし向けの電気代比較サイトでよく見かける落とし穴を整理します。
- 「単月の安さ」だけを訴求し、年間で見ると逆転するプランがある
- 燃料費調整額に上限がない新電力は、2026年のような価格変動局面で逆効果になる場合がある
- 「最安」「業界No.1」は景表法上、実証データなしには使えない最上級表現
- シミュレーションの前提条件(使用量・契約期間・地域)が、自分たちの使い方と一致しているか確認が必要
- 新電力が倒産・撤退したときの手続き(電気は止まらないが切替手続きが発生)が分かるか
よくある質問
Q: 二人暮らしの電気代が平均より高いか比較する基準は?
A: 総務省 家計調査(令和7年・2025年平均)によると、2人世帯の電気代月平均は12,144円です。共働きで日中ともに不在の世帯は月8,000〜10,000円、片方が在宅の世帯は月10,000〜13,000円、2人とも在宅勤務の世帯は月12,000〜15,000円が目安。自分の月額がこの範囲を大幅に超えていれば、契約アンペア・料金プラン・家電の使い方に見直し余地があります。
Q: 一人暮らしから二人暮らしになると電気代はどれくらい増える?
A: 単身世帯7,337円から2人世帯12,144円へ、増加は月4,807円ほどです。人数が2倍でも電気代は2倍(14,674円)にはなりません。冷蔵庫・照明・エアコンといった共有家電を2人で使っても使用量はあまり変わらないため、1人あたりでは7,337円から6,072円に下がります。
Q: 同棲と別々に一人暮らしを続けるのとでは電気代はどちらが得?
A: 電気代だけなら同棲の方が割安です。一人暮らしを2人分続ければ7,337円×2=14,674円ですが、同居すれば12,144円で済み、基本料金が1契約にまとまって共有家電のスケールメリットも働くため、月約2,530円・年約30,360円の差になります。ガス・水道・家賃まで含めれば、差はさらに開くでしょう。
Q: 二人暮らしでオール電化と従量電灯のどちらが安い?
A: オール電化は時間帯別料金プランを使い、給湯・調理を夜間に寄せられる二人暮らしなら、ガス併用より総光熱費が安くなるケースがあります。また再エネ賦課金は2026年5月に4.18円/kWhへ改定され、負担緩和(補助)が適用されない時期には、使用量の多い世帯ほど影響額が大きくなります(補助の有無・適用期間は時期により異なります)。比較は「電気代+ガス代の総光熱費」で見てください。
Q: 二人暮らしで「最安」「業界No.1」と書かれた比較サイトは信用できる?
A: 景表法上、「最安」「業界No.1」は実証データなしには使えない最上級表現です。掲載している比較サイトが、比較条件(使用量・地域・契約期間・取得日)と一次ソースを明示しているか確認してください。条件が曖昧な場合は、特定の有利な前提だけで作られた結果の可能性があります。
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