待機電力で電気代はいくらかかる?家庭の目安と、効果が大きい減らし方
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「使っていない家電もコンセントを挿しているだけで電気代がかかる」とよく言われます。これが待機電力(待機時消費電力)です。気にはなるけれど、実際にどれくらいの金額で、抜いて回る手間に見合うのかが分かりにくいテーマでもあります。この記事では、待機電力の電気代の目安、機器別のかかり方、抜いてよい機器・抜いてはいけない機器、そして効果が大きい減らし方を整理しました。
この記事のまとめ
- 待機電力は家庭の電気代の約6%。金額にすると年に数千円〜1万円弱が目安です(環境省「みんなで節電アクション」)。
- こまめに抜いて実際に削れるのは年に数千円程度。録画機・ルーター・冷蔵庫など抜けない機器もあるため、ゼロにはできません。
- 大きいのは常時通信・保温・予約待機の機器。長く使わない機器に絞って節電タップで切るのが効率的です。
- 待機電力より効果が大きいのは契約プランの見直しのことも。使い方に合っていないと、年に数千円を超える差が出る場合があります。
待機電力の電気代はいくら?
待機電力は、家庭の年間消費電力量の約6%を占めるとされます(環境省「みんなで節電アクション」、2026-06-18 取得)。一般的な家庭の電気代に当てはめると、年間で数千円〜1万円弱に相当します。ただし、この全額を節約できるわけではありません。冷蔵庫や録画予約中のレコーダー、インターネットのルーターなど、常に電源を入れておく必要がある機器の待機電力は減らせないからです。
実際にコンセントを抜いたり節電タップで切ったりして削れるのは、年に数千円程度が現実的な目安です。「待機電力をなくせば電気代が劇的に下がる」わけではない、と知っておくと、手間のかけどころを見極めやすくなります。
機器別 待機電力の目安(1年の電気代)
主な機器の待機電力と、それを1年間続けたときの電気代の目安です。金額は目安単価31円/kWhと「待機電力(W)×24時間×365日÷1000×31円」で試算した概算で、機種や設定で変わります。
| 機器 | 待機電力の目安 | 1年の電気代の目安 |
|---|---|---|
| モデム・ルーター(常時稼働の通信機器) | 約5〜10W | 約1,400〜2,700円 |
| 録画レコーダー(予約待機) | 約2〜5W | 約540〜1,400円 |
| 温水洗浄便座(保温・瞬間式で差) | 約2〜5W | 約540〜1,400円 |
| パソコン(スリープ) | 約2〜5W | 約540〜1,400円 |
| エアコン | 約1〜2W | 約270〜540円 |
| 電子レンジ(時計表示) | 約1〜2W | 約270〜540円 |
| テレビ(最近の機種) | 約0.1〜1W | 約30〜270円 |
上表は待機電力(W)からの概算です。モデム・ルーターや録画レコーダーは「待機」というより常時稼働の機器で、抜くとネットが切れる・録画予約が消えるため、待機電力カットの対象には向きません。各機器の正確な待機時消費電力は、本体ラベルや取扱説明書で確認できます。省エネ性能の比較は資源エネルギー庁 省エネ型製品情報サイトを参照してください(2026-06-18 取得)。
抜いてよい機器・抜いてはいけない機器
待機電力を減らすときは、「抜いても困らない機器」だけに絞るのが安全です。やみくもに全部抜くと、設定が消えたり予約が働かなかったりして、かえって手間が増えます。
抜いてよい(長く使わないなら効果的)
- 使っていない部屋のテレビ・オーディオ・ゲーム機
- 充電が終わったスマホ・タブレットの充電器(挿しっぱなしも少量消費)
- 季節家電(扇風機・暖房器具)のオフシーズン
- 来客時しか使わない機器
抜いてはいけない(不具合・手間につながる)
- 冷蔵庫(常時稼働が必要)
- 録画予約中のレコーダー
- インターネットのモデム・ルーター、電話・FAX
- 給湯器(凍結防止が働く機種)
- 時刻や設定が消えると困るネットワーク機器
待機電力を効率よく減らす3つの方法
- スイッチ付き節電タップを使う:抜き差しの手間なく、使わない機器だけまとめてオフにできます。テレビ周りやデスク周りに向いています。
- 長期間使わない機器から抜く:オフシーズンの季節家電や、使っていない部屋の機器など、頻繁に抜き差ししなくて済むものを優先します。
- 主電源・エコモードを活用する:テレビやレコーダーの「省エネ設定」「クイック起動オフ」にすると、待機電力を抑えられる機種があります。取扱説明書で確認しましょう。
待機電力より効果が大きいのは「プランの見直し」
待機電力をこまめに減らしても、削れるのは年に数千円程度です。もし電気代の高さが気になるなら、効果がより大きいのは契約プランの見直しのほうかもしれません。日中の在宅が多い・夜間に電気をよく使う・オール電化、といった生活パターンによっては、プランを変えるだけで待機電力の節約を上回る差が出ることがあります。
どのプランが合うか分からないときは、検針票(使用量kWh)を手元に、電話で相談できます。電気の新規申し込み・乗り換えの取次窓口で、無理な勧誘はありません(解約のお手続きは契約中の電力会社へ)。電気代が高い原因の切り分けは電気代が高い原因もあわせてご覧ください。
プラン見直しを電話で相談 受付時間 9:00〜21:00 | 取次窓口よくある質問
待機電力とは何ですか?
電源を切っていても、コンセントにつながっているだけで機器が消費している電力のことです(待機時消費電力ともいいます)。リモコンの信号待ち、時計やタイマーの表示、予約録画の待機など、すぐ使える状態を保つために少しずつ電気を使い続けています。家庭の年間消費電力量の約6%を占めるとされます(環境省「みんなで節電アクション」)。
待機電力を減らすと電気代はどれくらい安くなる?
待機電力は家庭の電気代の約6%ですが、録画機・ルーター・冷蔵庫など抜けない機器もあるため、実際にこまめなオフや節電タップで削れるのは年に数千円程度が目安です。「待機電力をゼロにすれば電気代が劇的に下がる」わけではありません。手間に見合う範囲で、長く使わない機器から減らすのが現実的です。
待機電力が大きい機器はどれ?
常に通信や保温・予約待機をしている機器ほど待機電力が大きめです。モデム・ルーターなどの通信機器、録画レコーダー、温水洗浄便座、給湯器のリモコンなどが代表的。一方で最近のテレビやエアコンは待機電力がかなり小さくなっています。正確には機器のラベルや取扱説明書の「待機時消費電力」を確認してください。
コンセントを抜いてはいけない機器はある?
あります。冷蔵庫(常時稼働が必要)、録画予約中のレコーダー、インターネットのモデム・ルーター、電話・FAX、給湯器(凍結防止が働く機種)、設定が消えるネットワーク機器などは、抜くと不具合や手間につながります。待機電力を減らすのは、長時間使わないテレビ・オーディオ・充電器・使っていない部屋の家電など「抜いても困らない機器」に絞るのが安全です。
待機電力より電気代を下げる効果が大きい方法は?
待機電力で削れるのは年に数千円ですが、契約プランが使い方に合っていない場合は、見直しでそれ以上に下がることがあります。電気をよく使う時間帯・在宅パターン・オール電化かどうかでお得なプランは変わります。検針票(使用量kWh)を手元に、電話で相談できます。
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